2018年4月20日 (金)

横隔膜

しばらく前の話。お子さんが、手で目を擦って、眼が開かなくなったというご相談。

親御さんは、白目が泡立ってました。目が見えなくなったらどうしようと慌てて、頭に気が上りきっている。

無理もないのだが、そうした状況では、お子さんはますます落ち着かない。それで、何とかするから、ちょっとあっちに行っててもらえませんかとご案内をさせて頂いた。必要なだけで、意地悪で言っている訳ではない。

何かしていないと落ち着かないみたいなので、お子さんの手を拭いて綺麗にしてくださいというご案内もさせて頂いた。

そうしたら、3分も経たないうちにお子さんの眼は空いた。見える?と訊いたら、見えるというので、それでお終い。翌朝にはすっかり元に戻っていたそうな。

ところで、頭寒足熱というから、頭をアイスノンで冷やしている人もいるのだけど、それはナンセンス。おそらく実際の教えは、落ち着けという意味だ。

施術者にしてもそうで、この状況では技術もへったくれもない。クソ度胸だけが頼り。来ている人が慌てているからといって、それに引きづられて自分まで慌てたら、それで詰む。良い意味での切断が要る。

精神は横隔膜なので、それを鍛える必要がある。深息法を一日に百回くらいやると良いのです。自分も下手を打つのは嫌なので、いつもやっている。

根本敬

昨日は仁松庵で、C先生ご夫妻と弁護士の先生とで昼食。

マンションをくださるというお話は伺っていたのだが、まさか冗談ではなかったとは。ちょっと驚いた。飽きたら、東南アジア辺りで怪しい日本人でもやりながら消えていこうと思っていたのだが、人生設計を考え直すべきかもしれない。

そういえば、どうして整体を仕事にしたのですかとお尋ね頂いた。まあ、よく訊かれる。これは後付けの理論武装みたいなものだが、子どもの頃は多動症気味の学習障害児だった。水泳をやってから落ち着いたので、人間は身体次第だと考える様になったのだ。ある種の人間機械論。

それで、大型書店で、ヨガや気功の本を立ち読みする様な渋い子どもだったのだが、その流れで整体も知った。小遣いで白隠の『夜船閑話』とか買ってたよ。上京して整体を習い始めたのだが、気がついてみたらというのが正直なところ。

振り返ってみると、オウム真理教事件の影響は少なくないかもしれない。あの事件は、自分が15歳の時だった。いやね、大型書店で立ち読みをしていて、あら、いけないことをしているのだろうかと、成人指定コーナーでもないのに、後ろめたい気持ちになったものだ。

上京当時の1999年。都内では事件絡みの講演会が頻繁に開催されていたので、よく足を運んだ。慎重な性格なので、フォースのダークサイドというか、興味の対象が本当に安全なのかを確かめに行ったのだ。色んな感想はあるのだが、言わぬが花というものだろう。

傑作だったのは、千歳烏山のホールで開催された川西杏とオウム信者の対談。彼が、あんな人は止めて私を信じなさいというので、腹を抱えて大笑いした。これが自分の韓流ブーム。

2018年4月18日 (水)

歯の栄養失調

お子さんに吹き出物が出来たというので、ちょっと調整したら、それで小さくなった。

短時間で変わるものですねとおっしゃるので、iPhoneの様な男を目指していますとコメントさせて頂いた。多機能でありたい、という意味だ。整体で出来ることは想像以上に幅広い。

なかなか難しいのは、この類のことは、言葉では伝わらない点だ。説明すればするほど疑似科学にしかならないのでありまして、実際にやってみて、さあ、どうだというところで勝負をしている。それが、おもしろい。

そういえば、2か月ほど前に、ウェスティンホテルのビュッフェに出掛けた。ここはデザートが旨いので、女性向けだ。飲み助なら、帝国ホテルのビュッフェでドリンクバーを頼むのが良い。その帰り道に友達から、歯が透けてないか?と言われた。

鏡を見たら確かにそうだった。なんだかエナメル質っぽい感じが際立って、青白く透けて見えるではないか。強いて言うなら、歯の栄養失調という感じ。そんな概念があるのかは知らないが。

それで、これまた色々やってみたのだが、二ヶ月掛けて、色を戻した。白くなったのだ。まだメカニズムは分からないので、結果だけは出せるという段階なのだが、結果についてはかなりのご自慢。普通は手技でそんなことは出来ないし、そもそも出来るという発想も浮かばないだろう。今度、奴に見せてやろう。ホワイトニングした?で話が終わりそうな気もする。

人にもやってみたのだが、副産物で歯の噛み合わせに効果的なことが分かった。以前は頭蓋骨や顎を調整して合わせていたので、手間が大変だった。それに比べるとイージーモードとさえ言える。

だんごっ鼻

先日の帰省の折、母親が、昔は男前だったのに見る影がないとのあんまりなコメント。

その昔というのは何時頃ですか?とお尋ねしたら、二十歳くらいだというので、オッサンを捉まえて何を言うんだと鼻で笑った。しかし、だんごっ鼻になってないかい?と、やたらにディテールを細かく言うので、それは気になった。

鏡を見たら、確かにそうだ。それで、何とかしようと、体を調べてみた。鼻を高くするのは普段もやっているのだが、だんごっ鼻的なディテールへの対応の準備はなかった。

しんねりむっつりやってみたのだが、結論からいうと、心臓と肛門だ。整体では心臓にトラブルがあると、痔になりやすいと説く。これは実際にそうで、例えば、ニコチンの強いタバコを吸っている人は、心臓に負担が掛かるし、同時に、肛門が開き気味になる。

さて、痔の調整に使うのは、左足の小指。切れ痔だと第一関節に外側に硬結といって、ガラスを砕いたみたいな感触のシコリが出来るし、イボ痔だと第二関節の外側に同様のものが出来る。更に、軽い尿道炎の痛みも、左足の小指を引っ張ると改善しやすい。

まず左足の小指を引っ張ってみたのだが、縮こまっていてやたらに痛い。裏側が縮むので、そこが伸びる様に補助的な調整を加えつつ、しばらくやって、鏡を見たら、鼻の先端が締まっていた。鼻高々。

2018年4月17日 (火)

青い眼のサムライ

先日、海外からのお客様。ご紹介でお越し頂いた。

何年か前、英語を教えてもらう代わりに、整体を教えるというバーターで募集を掛けたことがある。空手の昔の稽古仲間にご応募を頂いて、何回か英語で整体をレッスンした。その経験が、やっと役に立った。

仰向けはFace up. で、うつ伏せはFace down.、体の右を上にして寝るのはFace right. という感じ。You become a steel man. が発音の問題で、なかなか通じなかった。Perfect Seiza stile. は通じた。

そういえば、一昨年、アメリカの西海岸に出掛けて、英語を喋れるという基準が、かなり下がった。現地はスペイン系が多いという背景もある。

武術の合宿だったのだが、現地でアメリカ人と親しくなった。意志疎通は簡単。砂漠で、サボテンの針をサボテンに刺して遊んでいたら、そのアメリカ人男性が、私は悲しいと言っているのはよく分かった。いや、あちらのサボテンは品種が違うのか、ジーンズを貫通するくらいに針が鋭いのだ。そりゃあ、サボテンに刺してみるだろう。

みんなが稽古をしている中で、サボテンの果実を齧っていたら、ちょっと心配をされてしまったのだが、こちらの方が年上で先輩だ。しかし、残念ながら、剣術は彼の方が上手かった。

2018年4月16日 (月)

肉体労働

今日はキングサーモンの西京焼き。ここのところ、気が付いたら、サーモンばかり食べている。米と緑茶を用意してもらって、お茶漬けでシメ。

土日がやたらに忙しかったので、今日はお腹が空いた。時々、スピリチュアル的な意味で、もらいませんか?とお尋ね頂くのだが、それはノンビリした話で、普通に肉体的に疲れる。

肉体労働者なのです。背中は筋肉が付き過ぎて、起立筋が骨みたいに固くなっている。

ついでに、ポパイ的な意味で、年々、前腕が太くなっている。これは工事現場に行けば分かるけれど、道具を使う職人は前腕が発達している。整体は道具を使わないけれど、手仕事をしているうちに自然とそうなった。

そういえば、昔、畳職人の手伝いをしたことがあるけれど、あれほど見事な前腕は見たことがない。力こぶではダメなのだ。畳は重たいので、腕力頼りでは仕事にならないのだが、力を抜いているうちに前腕が発達する。

よく力を抜けというけれど、そうした体の感覚が大切だという意味であって、大概、言っている本人は筋肉ムキムキだったりもする。

2018年4月15日 (日)

春の体調不良

なんだかやたらにお腹の固い方が多い。

来週、再来週辺りに、症状として表面化して来るだろうと見当をつけている。

お腹が固くなる原因を考えると、これは分かりやすく天候のせいだ。場所によっては桜が咲いた後に雪が降る様な状態で、体がついていかない。

声が出なくなるというご相談も複数あったし、眩暈や頭痛も多かった。まだ花粉症症状も落ち着かないし、春に悪化するアトピーも、例年だとそろそろ沈静に向かうはずなのだが、今年はしつこい。

来る方の体から判断するに、来週、再来週辺りから、首が痛いというご相談が増えるだろうか。今のうちに、首が痛くとも、それはお腹の疲れが原因だと書いておこう。

今の時期に体調が悪い方には、断食がお薦め。24時間、抜く。朝抜いて、昼食べて、夜抜いても効果は薄いかもしれない。しっかり24時間抜くと、断食明けの最初の食事をとった後に、水下痢をしやすい。デトックスの下痢だ。

消化は内臓のリソースをかなり取るので、断食をして内臓を休ませると、そのリソースが排泄に回る。断食中も水は沢山飲む。どうしても食べたくなったら、ピーナッツくらいは可というのが自分のやり方。

整体を学んでいたら、お腹を調整してしまって、断食の出番はないかもしれない。お臍の周りに、コリの親玉である硬結が見つかるだろう。

2018年4月13日 (金)

アイン・ランド『水源』『肩をすくめるアトラス』

今日のお昼も居酒屋のサーモンカマ。昨日、見たお姉さんの腕はすっかり良くなったそうだ。

彼女が湿布とか電気とか、ちっとも効かないけれど、アレはお金儲けなのかしらと言うので、ちょっと自分のテーマに触れてしまった。

金儲けならまだ良いのだけど、事実はもっと悲惨。善かれと思って、親切でやっている。地獄への道は自らを疑わない善人が作っているんだと、普段はろくに口も利かないのに演説をしてしまった。お昼で素面である。

さて、アイン・ランドの『水源』は上記をテーマにした小説。舞台は20世紀初頭のアメリカの建設業界。ヨーロッパコンプレックス丸出しのロココ調建築が流行る中で、コンクリートの機能性住宅の優位性を説いたハワード・ロークは次第に孤立していく、そんな中で・・・というのが話の筋。20代の中頃に読んで、感銘を受けた。

ただ、次作の『肩をすくめるアトラス』を読んで失望した。ただのファシズム小説ではないか。似た様な状況の中、登場人物みんなでストライキをして、消費者が困ったところに再登場するんだけど、可愛げがなさ過ぎ。空いた穴は他の人が埋めるだけであって、そこまで君たちに関心ないよというか。登場人物が選民思想の裏返しの部落意識で凝り固まっていて、『水源』にあった志をサッパリ見い出せなかった。

そんな訳で、悪い癖が出たなと反省して書いている。

2018年4月12日 (木)

機能の亢進と低下

いつも行く居酒屋でサーモンのカマを頼んだら、お姉さんが腕に包帯を巻いている。

どうしたの?と尋ねたら、腱鞘炎だという。パッと見たら首がおかしかったので、突っ立ったままその場で調整したら、すぐに腕は楽になったそうだ。

2分もかからない。それで、これが本来の姿だよなあと感慨深いものがあった。なんというか、デチューンしてやっている様な気がする。どうして眼で見て分かるものをわざわざ手で調べ直しているのだろうか。

どうしてもこうしてもなく、正確さを求めるのなら、手で調べる必要がある訳だ。ただ、眼で見つけると速い。正確さは手、速度では眼に観察の優位がある。

手でやる観察は、割と誰にでも出来るのだ。手で分からないとしたら、それはただの訓練不足。実は、眼が難しい。自分も苦手だったので、苦労した。

修業時代は二子玉川に住んでいたので、高島屋のソファに座って、歩いている人をよく眺めたものだ。あそこのソファはゴージャスなので、読書に最適なのだ。

訓練の仕方は、歩いている人を眺めて、まず動きの焦点になっている部位を見つける。頭から突っ込む様にして歩いたり、やたらに肩でリズムを取ったみたりといった具合。次に、動きのない、機能していない部位があるので、それを見つける。

機能の亢進と低下の区別がついたら、大体の施術には間に合う。亢進部位に症状は出るし、低下部位に原因がある。

古川愛哲『教科書には載らない日本史の秘密』

古川愛哲『教科書には載らない日本史の秘密』を読むと、江戸城内で正坐が正式な座り方になったのは、八代将軍の吉宗の時代だという。それまでは、胡坐か片膝立てで座っていたそうな。

昔から日本人は正坐をしていたかの様なイメージがあるけれど、この本によるとそうでもないらしい。

また、現代の工業製品の畳は固いが、イグサを編んだ手作りの畳はフカフカに柔らかいとも紹介されていた。正坐はそうした柔らかい畳を前提にしている。

さて、整体を学ぶと、まず正坐で苦労をする。まあ、長時間、正坐なのだ。仕事にすると、下手をしたら一日中、正座をしている。だから、新しいズボンをおろしても、一月もしないうちに膝が抜ける。

なかなか辛い姿勢なのだが、体系が編集されたのが戦前なので、当時の生活習慣が前提になっている。

デメリットを並べてみたが、一方、メリットは正坐の発展形としての蹲踞も含めると、足指や脚の力を使いやすいところだ。経験がないと正坐をただの形式として感じるが、慣れるとそれなりに合理的な格好だということが分かる。居合などをやっても、よく分かる。

逆に、個人としてのメリットを見つけられないのが、体育座り。実に動きにくい。子どもを並べて体育座りをさせるのは、管理教育の最たるもので。

ちなみに、正坐で足が痺れた際には、一旦、立って、足裏を畳に擦る様にしながら後退すると、痺れはすぐに抜ける。

2018年4月11日 (水)

タイムスリップ

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昨年、郊外にあるモツ焼き屋で撮影。食べ物の写真よりも、こうした写真の方が趣深く感じる。完全に昭和。

ところで、旅とは、しばしば地理の移動ではなくて、時間の移動である。

昨日まで郷里の石川県に帰省していたのだが、やはり首都圏とは時の流れに違いを感じる。道行く高校生の雰囲気や人と話してみての価値観などの細かいところで、そうだ。主観的には20年くらいの感覚差がある。

以前、ドバイに赴任していた方から、現地の様子を伺ったことがある。トイレは日本よりも綺麗。子守をフィリピンからの移民に任せて夫婦はショッピングモールで過ごす。大卒の初任給が50万円。建設ラッシュで住所は意味をなさないので、郵便物は待ち合わせて受け取るのだそうだ。そして、イスラム教。女性たちはヒジャブのデザインに凝るそうだ。砂漠の中に高層ビルがそびえ立つ姿を想像すると、フィリップ・K・ディックの描く未来都市の様だ。

過去と未来のどちらにタイムスリップしたいだろうか。

2018年4月 6日 (金)

体を読み解く

水曜日は佐々木先生の講座。

盛り沢山の内容だったが、膵臓の負担を見つける方法が一番の値打ちものだろう。民間療法を取り入れた、どこぞの大学で教えている方法だそうな。生活がアレなもので、自分でついつい試してしまう。

整体には、観察が7割という教えがある。骨格には意味があるので、それを読み取る為の訓練をするのだ。

前提として、骨自体に動く仕組みはない。筋肉や内臓の働きの影響を受けて、骨も動く訳だ。

だから、例えば、呼吸器の働きが小さいと、肺を覆っている肋骨の動きも小さくなる。骨格を見て、表れているものの意味を捉まえる必要がある。

意味が分かると、人間の体はおもしろくなる。肩が高さや足首の太さ一つを取っても、それぞれに意味があり、その機能を正すことは、そのまま身体の生理運動を正すことになる。

2018年4月 4日 (水)

少年老い易く学成り難し

昨夜は下田のマダムに連れられて、新宿のバーへ。彼女が若い頃から通っているお店だそうで、いつも職場からタクシーで乗り付けて来ていたそうな。電車なんか乗ったことがないとおっしゃるのだが、そんなアーバンな暮らしはしたことがないな。

マスターに紹介されたので、ツバメですと挨拶したら、昔から彼女は才能のある若者が好きでしたよと返されてしまった。相手の方が一枚上手。しかし、ウィリアム・ホールデン、グロリア・スワンソンごっこというか、そのうちに、背中から銃で撃たれて、プールに浮かぶのではないか。

今日は所用があり、日吉へ出掛けた。ついでに、芳田さんの施術所に立ち寄ってピンポンダッシュ。ドア越しに税務署の方から来ましたと声を掛けたら、固まっていたのでおもしろかった。しばらく前まで弟子入りしていたが、今では独り立ちして立派にやっている。

慶応大学の学食へ向かったら、丁度、サークル勧誘の時期らしく、キャンバスは学生で溢れかえっていた。ステージでは軽音部がビートルズを弾いていた。無駄にキラキラしていて、眩しさに眼が潰れるところだった。不審者はヒレカツカレーを食べて、一人帰った。

2018年4月 3日 (火)

ワーカーホリック

たまに誤解をされるのだが、健康オタクでは全くないな。

むしろ、飲み過ぎたから、肝臓でも押さえておくかみたいなスタンス。

生活の為の健康であって、健康の為の生活ではない。なるべく好きにしていたいので、その為に整体も使う。

自由になる為のもので、かえって不自由になってどうする。それなら、やらない方がマシ。

ただ、現実には、自由はないけれど、どんな形の不自由かを選ぶ自由はある、みたいなオチになりやすい。ほら、結婚相手とか。

そういえば、フランス住まいの友達に話を聞くと、確かにみんな好きにしているんだけど、何かボリボリ齧っているなとよく見たら、向精神薬だったりするそうな。

好きにしろ言われると、かえって困るという皮肉な話でもある。意外に、自分の欲望が分からない。やりたいことが、実はない。

最近、ワーカーホリックの自覚がある。せっかくの休みにわざわざこんなことを書いている自分も、既にそうなっているのかもしれない。

PMS

3月は薬が合わなくて、というご相談が相次いだ。

やることは中毒のやり方。胸椎の978のショックをしてから、肝臓を押さえる。後で水を飲んでくださいねというご案内になりやすい。そして、下痢でもしたら、それで抜ける。

状態が良くないと、右足の人差し指と中指の指骨間が狭くなっていて、押さえると痛い。これは典型的な中毒の状態を示していて、酒が体のキャパを越えていたりすると、やっぱり痛い。

ところで、傾向として薬嫌いの方がお越しになりやすいのだが、ステロイドを嫌がる方が多い。肝臓の感触を見ると、独特の水気のない感じに固くなるので、負担が大きいのは間違いがない。

ただ、もっと負担が大きいのはピルだという感想もある。肝臓の固さが、ステロイドよりも余程だからだ。

PMSが重くて、常用している方もいらっしゃるのだが、使わないで済むものなら、アレはあんまり使わない方が良い。

じゃあ、PMSはどうするんだ?という話なのだが、月経予定日の四日くらい前から、眼球を蒸しタオルなり、ドラッグストアの便利グッズなりで温めると楽になるかもしれない。

素っ頓狂だが、睾丸・卵巣と眼球は意外と繋がりが深い。施術でも、PMSの場合は、眼精疲労を調整するのが定石。それで結構、効く。

他には三陰交だ何だと、言い出したらキリはないのだが、端的にはスマフォとパソコンの使用時間を減らしたら、マシになるはず。

また、蒸しタオルなどを使う場合、かなりやらないと効果は望めないかもしれない。そんなにイージーではない。

2018年4月 1日 (日)

休業のお知らせ

4/8(日)〜4/10(火)までお休みにさせて頂きます。4/11(水)から営業しております。

2018年3月30日 (金)

コリオリ力

先日、嫌いな男性に髪を触られるのが不快だという話を伺って、なるほど、だから、美容師は中性化するのかなんてことを考えた。

体感的にもなんとなく分かる。最近の自分は、女性ホルモンを出しているなどとほざいている訳だが、生理的に受け付けない人が増えた様な気がするのだ。距離感とかも気になる。

しかし、そろそろ飽きて来た。髪も大丈夫になったことだし、この調整はもう止めてもよいかもしれない。男性と女性とでは、気の流れが逆になるのだが、それが綺麗に切り替わるので、おもしろい作用ではあった。

そういえば、スリランカでも、気の流れが逆になるのを体験した。これは男女のそれとは別の流れで、北半球と南半球の違い。

現地では、例えば、背中の調整はうつぶせになった相手の右側に構えないと決まらないし、お腹の調整はあおむけになった相手の左側に構えないと決まらない。実際に、スリランカ人の施術もしてみたのだが、日本とは逆になる。

陸上のトラックでも、北半球では反時計周りに走る様に設計するけれど、これは地球の自転の向きとの兼ね合い。体感的に、その方が走りやすいのだ。所謂、コリオリ力というやつだ。

興味深いのは、臓器の位置や利き腕利き足の傾向から判断すると、人間の体はどう見ても北半球仕様なのだ。人類はアフリカ起源だというけれど、アフリカでも南方ではなくて北方ではないのかなあという気がする。

2018年3月24日 (土)

女性ホルモン

斜め上なんだか、下なんだか分からないが、女性ホルモンが出る様な調整を自分の体に施している。この2か月くらいの研究だ。

元々、前髪の危機を感じて始めたのだが、今ではやたらに髪がモッサリしている。髪質は柔らかくなるのだが、これはその場ですぐに変化が出る。ついでに肌が綺麗になって、不自然にツヤツヤしている。何の広告だという話なのだが、副作用もあって、少し胸が出た。

しかし、普段から何となく機嫌が良い。男性的な切迫感もなくなって、女性がしばしば男はバカだと言うのはこういう感じかと疑似体験をしている。

随分、痩せたというか小さくなって、久しぶりに会った人には驚かれる。更年期に太るのは、女性ホルモンが減るからだろうか。筋肉も落ちてしまったのだが、これについては少し不安だ。弱くなった様な気がする。

先日、電車内で電話を受けたら、オジサンに怒られたのが嬉しかった。しばらく前だったら、考えられない。あれは二年は経たないだろうか。歌舞伎町を歩いていたら、『新宿スワン』に出て来そうな客引きに、ご同業の方ですか?と言われる始末。

先週、夜の帝王がお越しだったので、おもしろいのでやってみませんかと妙な勧誘をしてしまった。

興味深いのは、この調整をして以来、胃経が張る様になった点だ。傾向として、男性は脚裏側の膀胱経が張りやすいし、女性は脚表側の胃経が張りやすい。以前は下着と靴が要因だと考えていたのだが、どうやら違うらしい。生物的な反応だ。

2018年3月18日 (日)

珈琲道

母方の祖父には会ったことがない。

戦時中は香港戦に従軍したそうだが、戦争には生き残った。しかし、彼にとっての命取りは鉄砲の弾ではなくて、階段だった。或いは酒か。

旅館で酔っ払って、階段からの転落死。母が5歳の時だった。

酒は恐い。昨夜は千歳船橋で飲んでいたのだが、なぜかノルディックウォーキングのスティックをAmazonでポチってしまった。絶対やらないだろう。今朝になって返品リクエストをしたのだが、間に合うだろうか。

そういえば、ノルディックウォーキングをする方から、お話を伺ったことがある。しばしば高齢者はスティックを杖代わりに使うが、そうではなくて、あれは推進力にするそうな。前に突くのではなくて、後ろに手で蹴る様に使うとのことだった。

しかし、近頃はあまり酒を飲まなくなった。そしたら、甘いものばかり食べたくなる。今日も営業を再開したヴィタリでお昼にジェラートを食べしまった。あれはちょっと旨過ぎる。

和菓子を頂いたので、それも食べている。高級な和菓子は、普通の緑茶だと負ける。むしろ、コーヒーと合う。そんな訳で、どら焼きをコーヒーで食べている。

コーヒーといえば、藤岡弘の珈琲道だ。茶杓で珈琲を泡立てているのだが、なんでも道を付ければ良いというものではない、ということがよく分かる。

2018年3月17日 (土)

Gmailへの返信について

この数日、Gmailのユーザーの方から、こちらからのメールの返信が迷惑メールのフォルダに振り分けられていたというご報告を複数頂きました。半日ほど経っても、返信が確認出来ない場合は、迷惑メールのフォルダをご確認ください。

以前にも同じ障害があって、どうやらウィルス対策の関係らしいです。前回は数日経つと、プロバイダ側で対応があったのか、そうしたことはなくなったのですが、念の為。

2018年3月16日 (金)

脳筋

十何年か前に、所用があって、ご高齢の男性のお宅を訪ねたことがある。

そこで、戦時中は香港で戦ったという話を伺ったのだが、鉄砲の弾も恐かったし、戦友たちが死んでいくのも悲しかった。しかし、一番辛かったのは、毎日毎日、重い荷物を背負って歩き続けることだった、と教えて頂いた。

感慨深く伺ったのだが、ご家族からは、千回は聞いたとのコメント。もう少し曖昧になられていて、廃版になったというタバコのカートンが、山の様に積まれていた光景を思い出す。

ところで、最近、体力をつける為に歩くことにしている。地方から出て来て、電車での移動ばかりなのだが、歩くと距離感がつかめるのでおもしろくもある。

また、理屈っぽく体操をするよりも、歩く方が体が整うという身も蓋もない話もある。整体の仕事は肉体労働なのだが、インドアに過ぎる。GPSがどれだけ動かないんだという生活をしている。

暖かくなって来たので、都心まで歩いて出掛けて、飲んで電車で帰るというイベントをやろう。

そういえば、これまた理屈っぽいというか、むしろ、脳筋な話なのだが、腰を紐で縛って、後ろから人に引っ張られたまま歩くというのは良いトレーニングになる。人にこれをさせると、頭から前へ突っ込む方が多いので、人間、如何に足を上手く使えないのかがよく分かる。

2018年3月14日 (水)

学習の回路

空手の稽古をしていて、相手の突きを避けることに意識が向くと、大抵はつま先立ちになって前へつんのめる。

だから、重心を落とす稽古をしたのだが、これだと投げたり掴んだりは上手くいくのだが、あまり動けない。

何か月か前に、重心を落とすのではなくて、前へ飛ばせば良いのだと気が付いて工夫をしたら、良い感じだ。相手は足元ではなくて目の前にいるという当たり前のことに気が付くのに、随分と時間が掛かってしまった。

これまでは前方を見ている様で見ていなかったというか、間合が倍くらいにはなった様に感じる。木刀を使っても、叩く癖がなかなか抜けなかったが、振れる様になって来た。ビュッと良い音がする。

突きも速くなった。それまでは地面の方向に力を集めていたので、当たり前か。

不思議なもので、自分の突きが速くなると人のは遅く見えるし、重たくなるとやはり軽く感じる様になる。知覚が変わる訳だ。

アウトプット出来ることは、インプットも出来るというのが、人間の知覚の仕組みなのではあるまいか。例えば、英語の学習も聞き流しが流行ったけれど、そうした理由で、逆の回路を支持する。

2018年3月12日 (月)

年度末

確定申告が終わって、グッタリ。毎年のことなので慣れてもよさそうなものだが。それでも、今年はWさんに領収書の整理をして頂いたので、その点は助かった。

帳簿を見ていたら、施術(動物)とあって、おかしかった。美容は当たり前になったのだが、まだ動物は当たり前になってはいない。

しかし、動物固有のパターンが見つかるだろうと予想していたのだが、意外と肝腎以外のパターンが出て来ない。それだけ重要ということなのだろう。一から調べるのだが、やっぱりここだよなあという結論になる。

人間相手では固着しがちなパターンを崩すことを求めて始めたのだが、なかなか考えさせられた。かえって、普段、複雑なことをやり過ぎているのではないかと反省もした。

美容はやはり保ちが課題。しかし、これは普段の施術と違いがなくなりつつある。結局、内臓次第。

やたらにウケが良いのは、手の調整。クリームを塗ったみたいな色艶になる。これも手自体はやらないで、他からやる。

あとは、この二ヶ月ほど、ちょっと頑張って自分の体を調整した。どの口で美容などと言うのかと、我に返った次第。

結構、ボロボロだったので、良いきっかけになった。腕を酷使するので、手首がプラーン、骨盤がズドーンという感じだったのだが、手首を調整したら、お尻がかなり小さくなった。手首と骨盤は連動しているので、教科書通りの変化。

昔から右眼が、若干、斜視気味なのだが、これも課題。乳児のは栄養を多めに与えると良いというのだが、自分の場合は食べ過ぎなくらいだし。体の捻れを取るのを徹底したら、良い結果が出るだろうか。仙骨辺りが、どうも原因として怪しい。

2018年3月11日 (日)

プーチンウォーク

反り腰がしばしば問題になる。腰で手足の連動が切れるので、機能的に良くない。また、腰痛にもなりやすい。

一般的な良いとされる姿勢をすると、かえって腰が反りやすいかもしれない。

さて、その修正法だが、腰をこうしてくださいとか、顎の角度はこうですといった類の指示には無理がある。四六時中、そんなことは気にしてられない。

むしろ、緊張しているとか、弛緩しているとか、ある種の気分のモードに本質があるのではないか。緊張すると反るし、弛緩すると丸くなる。抽象的だけど、自分にはこちらの方が本質的に感じられる。

強いて身体的なところにこだわるのなら、脚を使えない人が多い。脚でするべき仕事を腰でやって傷めたり、肩が上がって腕力になったりということが多い。

モデルとして、テコの原理を挙げたい。理想は足が力点で腰腹が支点、手が作用点になる。緊張すると肩が力むけれど、これが一番不味い。この場合、肩が力点、肘が支点、手が作用点になる。

ただ、これは結構難しい。人間は腕が発達しているので、その機能に頼り過ぎてしまう。

また、姿勢だけを取り出して訓練するのは、かえって効率が良くない。何らかの芸事をするのがお薦め。その稽古をする中で、姿勢も身について来る。普段の姿勢は、その影みたいなもので。


プーチンウォーク。KGB出身の大統領。さいとうたかをも真っ青の経歴だけど、歩く時に右腕を動かさないのは、すぐに銃を抜ける様にする為の訓練の結果だという話。

2018年3月 9日 (金)

お山の大将

お誘い頂いたので、お昼は佐々木先生とトンカツ。

自由が丘に2軒並んでトンカツ屋というエリアがあって、ちょっと不思議。資本関係はないらしい。確か、夜の帝王に教えてもらった。

価格帯が1、5倍くらいに違うのだが、両店ともにお客さんが入っている。同様に、ヒレカツ定食があり、コロッケ定食がある。

客層、値段の根拠はどの辺りにあって、どう棲み分けているのかという点に興味を持った。それで近頃、両店交互に同じメニューを頼んでいる。こういうのが自分の勉強。

トンカツを食べた後に、モリバコーヒーへ移動したのだが、ライターがない。探していたら、佐々木先生からライターを渡された。感動のあまり、放火用ですか?という言葉が口から出たのだが、お香用ですというお返事があった。

整体は気遣い気配りでしょうと言われて、一本取られたね。そういう彼は均整師会の元講師。

今日は、歯の調整についての研究を披露させて頂いた。好きもの同士のコレクション自慢みたいなものだが、それも相手が文脈を弁えているのが前提。価値の分からない相手には、自慢のし甲斐もない。

そしたら、治そうとする意念が強過ぎるとか、生徒に教えても出来ないでしょうとか、難癖が始まるのだが、そういうのが大事。お山の大将をやるのも、つまらない。

STAP細胞的な何か

研究会という名目で勉強会をやっている。会員同士で研究すると勘違いをされかねないのだが、その実、僕が研究発表をする場である。それをみなさんに聴いて頂くというのが実態。

昨夜はシミ取りと歯の調整についての研究発表。最近のブームなので、臨床例を集めたい。

そんなことをやっていたら、深夜、日中にシミ取りの調整をさせて頂いた方から、かなり薄くなりましたとのご報告が上がって来た。おもしろい。とりあえず、臨床例1ゲットだぜ。

歯はこれまた臨床例を集めにくいのだが、実験をしてみて興味深いことがある。歯をカチカチ言わせて、その音を聴く。所定の場所の調整をすると、その音がやたらに高音になるのだ。

歯に触ってみても、なんだか硬くなって感じられる。別に、モース硬度計とか使っていないので、感じられると表現しておこうか。それはすぐにやってみせることが出来る。

会員の方から、これはどういったメカニズムなのかとご質問を頂いたのだが、分かりませんと正直にお答えさせて頂いた。

無理やりに語ると、再石灰化は唾液中のカルシウムを吸収すると言われているのだが、唾液以外にも代謝の経路があるのではないだろうか。推論にもなっていない願望だが、あって欲しいなあ。やはりツチノコか。

まとめとして、理論武装したくなるけれど、それは疑似科学というものであって、しない方がマシ。現象と結果だけを誠実に扱うべきとの見解を付け加えさせて頂いた。因果関係を把握して、再現出来るのが大事。やって見せられないと、口先で終わる。

千客万来熱烈歓迎

ご家族でいらしている方から、こちらは勧誘がないから良いですねというご感想を頂いた。金も女も追うと逃げますとお返事をさせて頂いたら、笑っていらっしゃった。

これが、チェーン店勤務でノルマでもあれば、そんなことは言ってられないのかもしれない。しかしだね、結局、その手のチェーン店の経営というのは、しばしば焼き畑農業の様で、5年くらいしたら潰れるではないか。

来る人に親切にしていたら、それで良い。一人をしつこく勧誘するよりも、結果を出せば、その人がまた人を連れて来てくれる。一度、おしゃれさろんミナミ へ行ってみるべきだ。

その点、自分はサッパリしたものなのだが、逆に構ってほしい欲求があるというか、来い来い言われたい人がいるのも知っている。もしかしたら、そうした方には他人に関心がない様に見えるのかもしれない。

実際には、そういう訳でもない。体質改善がご期待頂けるので、どなたにでも月に一度くらいはお薦め。

そんな話をしていたら、また支配系でもないのが良いですねというご感想も頂いた。まあ、おっしゃりたいことはよく分かる。あれ食べてください、食べないでください、体操してくださいなどと言っているうちに、それが妙な支配欲に化けやすい。気を付けたいところだ。

2018年3月 3日 (土)

ツチノコ

同業者と話していて、これは効かないよねとしばしば話題になる技術がある。

それはシミ取り体操、皮膚病一切奇妙、あとは虫歯。

シミ取り体操について文献に当たると、皮膚を薄く伸ばして、その分だけシミが薄く見えるという趣旨の内容らしいので、一休さんかよ、ということで話が済んでいる。

シミについては全く別のアプローチを試して、やっと成果が出つつある。結構、苦労した。結局、内臓次第ということがよく分かった。自分の頬にあった肝斑状のシミが消えつつあるのが、最近のご自慢。右のはほぼ消えて、左のが手強い。これは臨床例を集めたい。

皮膚病一切奇妙については、自分のやり方が間違っていた。実際には効く。

きっかけがある。毎年、8月下旬から9月の上旬にかけて、お腹に同心円状の湿疹が出るので悩んでいた。ところが、3、4年前の研究会で、生徒で鍼灸師のMさんに押さえてもらったら、それが急に薄くなったので驚いたのだ。

それで興味を持って研究してみたのだが、要は鼠蹊リンパ。以来、その湿疹は出ないし、これはクライアントの方だが、水虫が良くなった例もあるくらいだ。必要な人ほどリンパが腫れているので、操作すると呻くほど痛いが。

虫歯については、よく虫歯の時に押さえるポイントというのがあって、まあ、痛みだけは止まるのだ。痛みはね。しかし、虫歯自体はという悲しい現実。

現在、確認されている事実として、腎が疲れると歯に悪影響が出るというのがある。これは本当。歯茎が痩せる。逆に、腎を操作すると、すぐに歯茎の血行が良くなるくらいに関係が深い。でも、それだと虫歯じゃなくて歯周病だ。いや、虫歯よりも歯周病の方が恐いという話もあるのだが。

歯自体については、やたらに歯に響く場所を見つけたので、それを研究中。他の組織ほどではないが、歯自体にも代謝がある。再石灰化なんてことが言われ出したのも近年の話で、まだまだ未知の領域ではあるまいか。まあ、現状、歯については与太話というか、ツチノコレベルの話ですな。

結構、色んなものが良くなるものだから、うっかりしたら、通われる方から魔法扱いされる場合もあるのだが、その中身には、施術者くらいにしか分からない善し悪しがある。その点、現実的な技術なのだ。

2018年3月 2日 (金)

花粉症症状

先週の木曜日、急に骨盤が開いたので、いよいよ春を感じた。

冬の間に閉っていた骨盤は、春になると開く。腸骨の上縁部に指がズボッと入る様になるのだが、それは整体を仕事にでもしていないと分からないレベルの差かもしれない。しかし、その小さな差が体調へ与える影響は大きい。

花粉症に代表されるけれど、春が苦手だという人も多い。それも、本来、春先に開くべきはずの骨盤が開かないのが要因。

ここから先はややこしい話になるのだが、春先に骨盤が開くのをリードするのが肝臓。

東洋医学では春はデトックスの季節だと言われているのだが、整体でも春の下痢は体調を整える為に有用な下痢だと説く。

つまり、人間も哺乳類なので、冬の間に寒さに耐える為に脂を蓄える。その脂を春先にデトックスするのだ。それは肝臓の働きになる。

そして、デトックスの度に骨盤も開いていく。

骨盤と肝臓、デトックスの関連はイメージがつきにくいかもしれないが、例えば、排泄の際に体を観察すると、骨盤にはギューッと圧力がかかっている事が確認出来る。下痢などの生理現象も、全身運動なのだ。

とにもかくにも、近頃、体調不良だという人はデトックスを促進すると楽になるかもしれない。春先の体調不良というと、例えば、急激な気分の落ち込み、足の痺れ、足の攣り、花粉症症状、眩暈、頭痛、微熱などが思い浮かぶ。

デトックスを促進する為には、整体を学んでいたら、リンパの流れを良くして、肝臓を手技で押さえるのが手っ取り早い。そうでないなら、ブラックコーヒーもお薦め。ある種の下剤として働く。

花粉症症状は、本当は冬の間に来て頂いた方が効果を出せる。苦手な季節の一つ前の季節のうちに調整を済ませておくのが、施術のコツだ。


花粉症症状というのは持って回った言い回しだが、要するに、一連の症状の原因を花粉だとは捉えていない。むしろ、人体の季節への不適応に原因を求めている。鼻詰まりだからと、鼻だけを相手にするのは短絡的発想というもので。

2018年2月18日 (日)

テトリス

最近、電車に乗っているタイミングなどでテトリスをやっているのだが、テトリスをやり続けて頭が良くなるのかというと、そんなオカルティックな訳もなく、単にテトリスが上手くなるのである。

視点を変えると、各業界で基本とされるものはあるのだが、それはテトリスじゃないの?という疑問があっても良いかもしれない。

正確に言うと、基本は大事なのだが、応用が出来ないと意味はない。例えば、ジャンルをボディワークに絞ると、脱力する為の体操をやって、それが上達したとして、じゃあ、普段はどうだろうか?という話。体操が上手になりました、という結果にしばしば陥りやすい。

型稽古の陥りやすい問題で、よくよく気を付ける必要がある。稽古の実際はもうちょっとデリケートで、瞬間の工夫があるし、それがおもしろい。

その点、自動車の教習所はよく出来ている。下手でも下手なりに運転が出来る様になる。なぜだろうかと考えてみると、それは授業の各回に具体的な目標設定があり、何を身に付ける為にやるのかというところで、ブレないからだろう。

やるやる詐欺で整体の教室を開催していないのだが、目標設定を細かくして、自動車教習所的なカリキュラムをつくれないものだろうか。

また、別のアプローチもある。上手な人とただ一緒にいるだけで、カリキュラムなんぞとはまったく関係なしに、勝手に上達するのも確かである。ミラーニューロン頑張れというか、こちらが学習の本質の様な気もする。

しかし、これには精神医学でいうところの転移が必須。転移を経路にして、技術が感染する。そして、自我の強過ぎる人が一定以上には上達出来ない理由でもある。属人的なものなのに、対象そのものを求めるからだよ。

大分前から気が付いているのだが、自分のテーマは「教育」ではない。だから、モラルは一切口にしないものね。子どもの頃に学習障害があったものだから、むしろ、「学習」がテーマとなる。それはリハビリテーションにもなっていて、人が対象をどの様に理解して、咀嚼していくのかに関心がある。

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