2018年9月20日 (木)

欲望

人のお宅でアイスをご馳走になった。チョコレート、アップルシナモン・・と種類を言われたので、すぐにアップルシナモンを選んだ。

他にもあるけど聞かなくて良いのか?と尋ねられたのだが、それが食べたいのだ。

針小棒大に、決断とはそういうものではあるまいか。メニューを全て見るつもりでいると、何にも決められない。例えば、婚活とか。

現実はアイス屋さんのメニューの様にはいかない。女神に後ろ髪はなく、見送った皿とはそのままさようならの回転ずしみたいなもの。

婚活に限らず、データ主義が流行っているけれど、年収や学歴みたいなデータは足切には便利だけど、ものを決めるという事とは本質的に関係がない、様な気がする。

じゃあ、何で決めるのか?それを人に訊くくらいなら、止めておいたら良いんじゃないですかという。そもそも、欲しくもないのだから。

ところで、衒学的な話をする。整体では決断力とかけて、腰が弱くなると無くなると説く。その心は?

子育て講座

先日、乳児のお子さんをお持ちのお母さん方にお集まり頂いて、講座があった。

事前、トラブルへの対処法を知りたいというリクエストを受けていたのだが、あまり直球にはお応えしなかった。

むしろ、お腹の固さや便の色、足首の太さの左右差などの体調のチェックポイントをお伝えさせて頂いた。

後日、参加者の方から、トラブルへの対処法を知りたかったけれど、普段から赤ちゃんの体調を見ておくのが大切なのですねという趣旨のご感想を頂いた。

その通りなのだ。伝わって嬉しかった。トラブルがあって、それを急になんとかしようとしても、それは無理。習うよりも慣れろで、普段からやっていたら、落ち着いてみられるかもしれない。

今回はお腹のお手当をテーマにしたけれど、難しいことは考えないでまずはやってみるのがオススメ。美容上の効果もあるので、まずはご自分の体でやってみて頂きたい。吹き出物が改善して、お肌が綺麗になる。

しかし、僕が赤ちゃん向けの講座をやるとミスマッチだろうか?蛭子能収さんの子育て講座みたいな?いや、実際にはかなり親切ですよ。

過去・現在・未来

家を出て、給湯器のスイッチを消したかなと心配になって戻ってみたら、ちゃんと消えていた。それで、ああ、そうか神経症だと気がついた。

何の話かというと、鬱は未来に捉われる病気、統合失調は現在に捉われる病気と勝手に定義している。じゃあ、過去に捉われるのは何だろうかと疑問だったのだ。

根拠は予約の取り方だったりする。鬱の方は先に先に予約を取るし、遅刻はしないというか、決まりごとを破ることが出来ない。やり取りをしていても、何を食べたら良いですかといった様に、自身の未来の行動についてのご質問も多い。体操をご案内したら、何時、何回やれば良いですか?と細かくお尋ねになられるのもこのタイプ。タイミングと回数までご指定した方が親切というものだ。

一方、統合失調の方は今から行っていいですかという予約の取り方を必ずする。近所のセブンイレブンで予約を受けて、施術所に戻ってみたら玄関にいらっしゃったということもあるくらい。

その点、過去に捉われるのは神経症だ。玄関の鍵が閉まっているのか心配になって、何度もドアノブを引っ張り過ぎて壊してしまったなんて方も知っている。やり取りでは、何をしたらダメなのかを尋ねられる機会が多い。生活習慣上の制約をご案内すると、納得されやすい。

心配の方向性が過去、現在、未来のどちらに向かっているのかという話だった。タイプよりも個人差を常に優先する様に気をつけているのだが、理論というよりは経験であるのも確かだ。相手のリクエストに応えていると、自然とそこにやり取りが落ち着きやすい。

2018年9月10日 (月)

倉田真由美・斉藤孝『喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!』

少し前のベストセラーに、『喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!』がある。

良いタイトルだ。内容が想像しやすい。読んでから時間が経っているので、もう内容はうろ覚えだが。出版は倉田真由美さんがご結婚される前だろうか。

ところで、身体的な見地からはこうも言える。一緒にいて息の熱くならない男とはつきあうな。

先日、足裏マッサージの先生に連れられて、高校生の男の子二人がやって来た。整体のプライベートレッスンだった。

講座の内容は特に希望がない場合、相手に合わせる。年代的に健康問題に関心があるはずもない。例えば、腰痛の話に需要はない。そこで、上記の話をした。

実験もしてみた。最初に向かい合って息を吐く。その温度を掌で感じると冷たい。次に、手を繋いで室内を歩いて頂いた。再び向かい合って息を吐くと、今度は息が温かくなっている。

相性ばっちりですねと片付けたのだが、二人とも男の子だ。

息が合う、息が弾むという慣用句があるけれど、言葉以前の身体的な相性というものがあるという話だった。

2018年9月 4日 (火)

横山和正『沖縄空手の学び方』

『沖縄空手の学び方』を読んだ。アメリカで活躍している空手家の著作で、台湾への武術留学や沖縄での修行生活が紹介されている。

作中、本土と沖縄の稽古の仕方が異なるという記述が興味深かった。

型を打つにあたり、本土では最初に腰の使い方などのコンセプトを与えられるが、著者の沖縄の経験では、むしろ、速くとか強くとか、動きの具体的な質を問われる機会が多かったそうだ。

そうした稽古の繰り返しの中で、理論は内発的に表れるという趣旨の解説がされていた。中心軸や丹田といった様な体の感覚は確かにあるけれど、初心者にはあまり役には立たないとの指摘もあり、まったくその通りだなあと納得した。

最初から正解ありきで練習をすると、それ以外を取りこぼしやすい。出来ないことだらけなのだから、自分もそんな傲慢なことは止めて、基礎からやり直したい。

そういえば、整体の学習経験でも、本質主義的なアプローチは全て失敗している。知識という意味ではないが、最初は理論よりも、とにかく暗記だ。

ただし、人を動機付けるのは、そうしたロマンであったりもするので、その辺りの区別は必要かもしれない。教える側は人に教える為の方便で、しばしば必要条件を意図的に無視するのだが、習う側は真に受けない方が良い様な気もする。

それは空手に限らない、あらゆるジャンルに共通する話だが、何が足りないのかを考えて、自分を疑えというか。そんなことを考えさせられた本だった。

実は、刊行記念イベントに予約していたのだが、当日、著者の体調不良によって、イベントは中止。本年5月に惜しくも亡くなられている。ついに生で観ることが出来なかったのが、残念だ。

2018年9月 3日 (月)

ロマン

整体にはロマンがある。ユーザーが抱くかもしれないロマンだ。

例えば、泣いている赤ちゃんに触れた途端に泣き止んだら素敵なのだが、自分の場合、まったくそんな事実はないのであった。ギャン泣きする中、施術をすることもしばしば。

今日もそんなことがあった。双子の姉妹がお越しだ。一卵性である。お姉さんの方だと思い込んでみていたら、途中で妹さんだと気が付いた。

しかも、妹さんとは今日が初対面。施術途中で気が付いて、はじめましての挨拶をしてしまった。常になく慌てた。

背骨を見て気が付いたとかだったら格好良いのだが、髪型の違いで気が付いたのであった。いやあ、お姉さんとも一回お目にかかっただけだから、しょうがないと言い張っておこうか。

2018年9月 1日 (土)

近藤名奈『一流の人は、なぜ話し方よりも「声」を大切にするのか』

コールセンター勤務の方から、声が高いと成績が上がるという話を伺った。

じゃあ、自分はダメですねとお返事をしながら、最近、買った本を思い出した。

ヴォイス・トレーナーの先生が、楽器としての体のつくり方を書いている。ポイントは姿勢で、腹式呼吸などはその後で良いとのこと。

自分は声をテーマにしている訳ではないが、身体的なパフォーマスについてのその辺りの所見は同感。

方法論はキャッチーだけど、これさえやっておけば良いという、単純なマニュアル主義に堕しやすい。ディテールを取りこぼしやすいのだ。

むしろ、身体的なパフォーマンスの上達の為には、自分の身体を常にモニタリングする様な感覚が要る。

例えば、発声に限らない話だが、緊張すると、前のめりになってつま先立ちになりやすい。重心が浮いて、不安定になる訳だ。作中、踵重心が説かれているのだが、自分の重心をモニタリングしておくと、それは予防出来る。

方法よりも、自分の体に関心を持った方が効果がある。逆にいうと、それだけ、関心を持たない方が多い。まずは自分がどう立っているのかを観察してみると、関心が持ちやすいかもしれない。

骨盤ネジ締め

最近、気が付いたのだが、お尻が大きくなる系統の体の調整が下手かもしれない。

自分は骨盤が閉まる系統だから、弛めることばかりが得意だ。施術スタイルは、どうしても術者本人の体の制限を受けやすい。

改めて研究してみると、開いている骨盤をどうにかして閉める必要がある。骨盤が開いて落ちるものだから、体重は小指側に掛かる。

それで、膝が傷むというご相談も多い。それはまあ、O脚とX脚の違いであって、O脚は外側が痛むし、X脚は内側が痛む。閉まり過ぎても開き過ぎても痛む訳だが。

体重が小指側に掛かると、外踝に負担も掛かる。下部に硬結が浮くので、それを処理するのが手っ取り早い様だ。結構、痛いが、足の外側のライン全体が整う。骨盤が閉まって、皮膚にハリも出る。

踵もポイントで、足裏マッサージでそこが生殖器だというのもやってみるとよく分かる。内臓が引き締まると、自然と骨盤も閉って来る。

骨格矯正的に骨盤を閉めるのには限界があり、内臓の機能が良くないと、その効果が保たない。

その点、自己療法も求められる。やっている方のお体を拝見すると、骨盤底筋トレーニングの効果は高い。話を伺うと、かなりキツいそうだが。

2018年8月13日 (月)

筋肉痛

いやあ、筋肉痛がないのが素晴らしい。

先週は筋肉痛で苦しんでいた。先週の日曜に空手の稽古に出掛けたら、やたらに腕立て伏せをする日だった。250回ほどやったらダウンして、その後は筋肉痛だった。顔もまともに洗えない。

火曜日に佐々木先生の講座があったので、その後で施術をして頂いた。均整法でやって頂いたのだが、アプローチが整体とは異なるので、おもしろいものだ。擬音でいうと、コキコキ、パッパ、トントンという感じ。整体だとパタン、ギュッ、スポン、フーという感じか。お陰さまで五割くらいは取れた。

その後は活元運動を細々と続けてやり繰りした。しかし、不思議なもので、風邪の時などもそうだが、施術中は動ける。腹筋なども使えないので、重心を転がして動く様な感覚がある。それなりに良い訓練になったかもしれない。

そういえば、マラソンの後に来る様な方もちらほらなのだが、マラソンの後の足首は捻挫に近いものがある。それは筋肉の硬直を取り、拡がった関節を締めると、かなり良くなる。

人のはそんな感じなのだが、自分のは難しい。それはそういうものだ。

2018年8月 4日 (土)

心の叫び

香港は日本語だらけ。日本国内で広告に英語を多用する様な感覚で、日本語が出て来る。元々、漢字文化圏なので、それは平仮名が使われるという意味だが。ちなみに、漢字は繁体字が中心。中南海が台湾にこだわるのなら、簡体字にするべきではなかった。話が脱線した。

話者も多い。飲食店のメニューには日本語表記されているところも多いし、うっかりしたら英語で注文したのに、日本語の返事がある。

そういえば、どうして日本人だとバレるのだろうか。ネイザンロードでは、ニセモノドケイアルヨと10回以上は声を掛けられた。付いていくと、ロレックスの偽物を売りつけられるらしい。

決まってニセモノドケイアルヨだったのだが、最初、彼らにこのフレーズを教えた人は罪深い。ステキナトケイアリマスとか、もうちょっとマシな勧誘の言葉がありそうなものだ。一日中客引きをするのに、これでは成果が出るはずもない。

街は地下鉄が通っていて、PASMOと機能を等しくするオクトパスカードもあるので、ほとんど東京にいるのと変わらない感覚で過ごせる。

楽勝な旅だと高をくくっていたのだが、クレジットカードを吸われた。深夜、ビクトリアピーク前の中国銀行(香港)のATMで香港ドルを下ろそうとしたら、挿入したカードが戻って来なくなったのだ。

慌てて、道行く方に事情を説明して、ATM記載のセキュリティセンターに電話を掛けてもらったのだが、どうにもならず。

翌日、銀行に出掛けて、再度、事情を説明したのだが、お役所対応は変わらず。窓口でボスと話させてくれと絡んで、接触することは出来たのだが、セキュリティ会社の関係で開錠出来ない。後日、クレジットカードを日本に郵送するとの一点張りであった。I need Now!と叫んだとか、叫ばなかったとか。

調べてみると、中国銀行のATMの操作にはタイムリミットがあり、制限時間を越えるとカードを吸い込む仕組みがあるそうだ。取り忘れ防止の為だろうが、小さな親切、余計なお世話であった。

しかし、香港の住民はとても親切なので、好感を持った。

夏バテ

香港は何を食べても旨かった。

ミシュラン系のレストランには一度も行かずに、食堂を周った。ワンタン、路上のカステラ屋、モツ入りの麺類、飲茶、色々食べた。ココナッツ麺にマンゴーが載っている様なデザートも食べたが、あちらの方がマンゴ-の香りが強い。八百屋でドラゴンフルーツなども食べた。そういえば、ユンヨンといって、コーヒーと紅茶を混ぜたものを現地では飲むので、日本でもやってみたのだが、何か違う。

料理は豚骨ベースが多くて、ワカメスープを頼んでも豚骨なので笑った。ただ、豚骨ラーメンの様な脂っぽさはなく、サッパリはしている。あちらの料理のコクと旨みは脂のものだ。

食堂へ行くと、現地の人は朝からモツ入りの麺などを食べていて、元気だ。香港は暑くて湿気が強い。気候がハードなので、そのくらい食べないとやってられないのかもしれない。

日本も酷暑なのだが、食べないと持たない。東南アジアやインド辺りでは甘いものが好んで食べられる。熱中症には塩分だが、夏バテには糖分が効く。燃料で無理やりに体を動かす感じ。今日もモリバコーヒーで水にガムシロップを入れて飲んだら、一気に復活した。

身体的には、最近は反応が頭頂部に出ている人が多い。体が火照って、頭に触れると熱い人も多いのだが、頭頂部を押さえていると解熱して来る。ここは心の場所だ。胸が痛いというご相談も多いのだが、酷暑で負担が掛かっている。

Img_2690

Img_2638_3

Img_2553_2

2018年7月31日 (火)

ブルース・リー

香港といえばブルース・リー、ブルース・リーといえば詠春拳だ。

そんな訳で、詠春拳の道場を訪ねて、見学させて頂いた。日本にいるうちにテンションを上げる為に、映画の『イップマン』を見ておいた。

本当に見学なので、放置プレイである。練習風景を眺めていたのだが、上手な人が2人いた。流石に速い。太極拳の推手の様な練習をしているのだが、速いリズムの中で正中線を取り合う。チーサオと言うらしい。

生徒が型を打っていたので、後ろに貼り付いて真似をしてみた。手首に力を通す動作が多いのだが、手首で速度を出す様に見えた。部屋に戻ってから、空手の型を手首を意識してやってみたら、やはり速くなった。もしかしたら、小念頭と転掌は似ているかもしれない。

うっかりすると手打ちになりそうなものだが、そうならない為の体の使い方をするのだろう。道場の壁に砂袋が吊るされていたので、突いてみたのだが、それは固いものだった。

生徒の型を先生が矯正する場面では、仙骨の辺りを後ろから押す光景をよく見かけた。腰が引けると、姿勢の要求を満たさないということなのだが、その辺りは万国共通だ。

手首の締め方が収穫だった。

2018年7月29日 (日)

呼吸活点

7月の香港は一番暑くて、一番安い。梅雨だから。

本来、香港の方が緯度が低いので暑いのだが、今年は日本が追い抜いた。ただ、湿気が凄くて、シャツが肌にまとわりつく様だ。それは日本の比ではないので、参った。幸いにして、雨にはほとんど降られなかったし、降ったとしてもスコールみたいな雨なので、すぐに止んだ。

二日目、フェリーでラマ島へ出掛けた。山道を歩くと、龍樹が成っていて、南国を感じた。食べたら、ライチに似た味がした。ラマ島では海水浴をしたのだが、日に焼け過ぎたのか、砂にかぶれたのか、足がただれたみたいになって、これまた参った。

体を調べたら、呼吸器がやられている。海水浴のせいにしてみたのだが、それはきっかけに過ぎなくて、湿気で呼吸器が働いていないのが本質的な原因だ。呼吸活点を押さえて、肺経を調整したら、スッーと湿疹が引いていくので興味深かった。

皮膚呼吸があるので、肌は基本的なカテゴリーとしては呼吸器になる。呼吸器を調整すると汗腺が開いて、湿疹は改善しやすい。日本でも、6月の終わりに湿疹のご相談が多かったが、それもリンパと呼吸器をやったら、成績が良かった。

重慶大夏

早めの夏休みにして、香港へ出掛けていた。

宿は尖沙咀の重慶大夏内のゲストハウスに取った。重慶大夏は九龍城解体以降、最大の悪所として知られるヒッピー、バックパッカーの聖地。ウォン・カーウァイが『恋する惑星』の舞台にしている。

実態は中野と大久保を合わせた様な一棟のビルだ。雑貨屋、インド料理屋、両替商のテナントがひしめいていて、やたらに多国籍。一度、エレベーターで降りる階を間違えたら、宗教の儀式をやっていた。やたらにアナーキー。

それにしても、流石である。予約した部屋が用意されていないではないか。南アフリカ出身だという黒人男性の受付に、重慶大夏内の別のゲストハウスへ案内をされた。ここを拠点にして、香港を周った。

重慶大夏は多国籍な香港を象徴している。東京も外国人が多くなったけれど、香港はその未来かもしれない。ちなみに、フィリピン人が一番多いそうだ。

Img_2598

Img_2718

Img_2515


2018年7月13日 (金)

残心

先日、ペットボトルの中身をコップへ移して、こぼした。

そんなの何百回もやっている。だから?という話なのだが、こぼすのはコップへ注ぎ終えて、戻す時が多いよなあと、ふと思った。

注ぐ時には意識があるが、戻す時には意識がなくなりやすい。それで、他の動きもそうだよなあと木刀を振ってみたのだが、やはり戻す時に意識がない。

そこの部分を意識して振ったら、かつてなく綺麗に振れるので、良いことに気が付いた。あまり劇的な変化ではないけれど、この類のことは永続的に残るので、お得感がある。

観念的な様だけど、この類のことが、意外と自分のやることの格になる。むしろ、身体の工学的な動かし方を工夫することは、そこまで信じていないというか、実は効果に乏しいのではないかという気さえする。

施術でも、触れたところからパッと手を離して、意識を切らせるとそこには何も残らない。それを残せる様になると、かなり効きが違って来る。保ちが変わる。

2018年7月10日 (火)

臍下丹田

一昨夜は友達と、仲御徒町のヴェヌス サウス インディアン ダイニングでカレー。

当然、サッカーの話題になったのだが、そういえば、どのスポーツが好きですか?とお尋ね頂いた。

最近、見ていたのはコレ。いや、スポーツじゃないだろうという。

動画は正坐で座っている後ろから、竹刀で頭を叩いて、それを避けるという稽古。

人にタンスの突っ張り棒を持たせてやってみたのだが、後ろからは意外と気配が分かる。相手の腕が緊張しているだとか、胸が緊張しているだとか、身体的なプレッシャーは見ていなくとも感じやすい。

むしろ、難しいのは前からで、目が泳ぐというか、相手の動きにツラれてオタオタした。かなり成功率が低い。

立ち方が悪いのだろうと重心を落とす練習をしていたら、体型がすっかり元に戻ってしまった。どうしても下腹が出る。丹田だと主張しても、友達は誰も取り合ってくれないので悲しい。

しかし、腹に溜めるのは間違いであって、腹ではなくて足裏まで通す練習が要るのかもしれない。

2018年7月 6日 (金)

太極拳

太極拳というと、ゆっくり動くのが特徴。

最近、整体の生徒の方々にも、ゆっくり動くことを指導している。

リズムのある動き、速い動きをすると、自分の得意なところばかりが動くのだ。肩が力みやすい人は肩から動くし、首が緊張しやすい人は首ばかりが動く。骨盤の緊張しやすい人は、そっくり返って反り腰に。

ところが、ゆっくり動くと、体をムラなく動かしやすい。

力学のモデルとしては、テコの原理に終始する。理想的には、足が力点で、腰腹が支点、手が作用点となる。

腰腹を変に動かすと支点がズレて、テコが利かなくなる。だから、反り腰はダメ。体の使い方として腰を強調すると、反り腰を良い姿勢として勘違いしやすいので、指導者は注意が要る。

また、肩の力む人が一番多いが、その場合、肩が力点、肘が支点、掌が作用点となり、力量は小さくなる。

総論としては、足を使う訓練が重要。その為、訓練の初期段階においては、ゆっくり動くのが無難。

歩くペースなども、しばしば自分の呼吸とズレていたりする。それは、せっかちに過ぎるというもので。

噛合

ツタンカーメンの義母にして、3400年前のエジプトで絶世の美女と謳われたネフェルティティ様のお姿である。

ミイラから3Dで再生したというのだが、現代人にはどう見えるだろうか。少々、顎が張り過ぎて感じられるのではあるまいか。

固いものを食べる機会の減った現代人は、生まれつきの歯の数が減り、顎が退化してどんどん細くなっている。

ところで、歯並びや噛み合わせのご相談は多いのだが、この数ヶ月の研究の進捗で調整が本当に楽になった。

従来、頭蓋骨の歪みを取って、上下の噛合を合わせていたのだが、それは過去の方法になった。今では歯自体を動かせる様になったので、ものの数分で終わる。

現在は高齢者の腰痛に絡んで、仙骨の動かし方を再研究している。今のところ、保ちが悪いので、如何ともし難い。中年が腎だとしたら、高齢者は膀胱かなあという気もする。

シミは眼の下のものは評判が良いが、頬骨周辺のものが難しい。どうやら系統が違う様だ。これも要研究。肝斑が一番やりやすい。

首イボについては、もうメカニズムを理解したと言っても良いだろう。割と、成績が良い。

2018年7月 2日 (月)

ラーメン二郎

昨夜は佐々木先生に誘われて、目黒のラーメン二郎へ。

ジロリアンという言葉は知っていたが、初めて食べた。今更だが、味が濃く、脂が強く、麺は太く、量は多い。カウンターに並んだジロリアン達は黙々と食べ、帰って行った。ストイックにも見える、妙な店だ。

どうやら佐々木先生は、食べ切れないとか、吐くという光景をご期待されていた様なのだが、自分の方が早く食べ終えて、一足先に店を出た。

ご期待に添えませんでしたねとか、アレが食べられたら30代の胃袋だとか話しながら中目黒駅へ向かったのだが、途中で腹が痛くなって居酒屋の手洗いに駆け込むことになった。

居酒屋に落ち着き、突き出しのキャベツを掴まえて、キャベジンの由来はキャベツで消化剤になるから食べろと言うのだが、その姿は得意気であった。

日中、肩が痛いという方がいらして、胆嚢を押さえたら痛みが消えたので、脂物を避けてくださいとご案内をしたものだが、その夜にはこの始末。なかなかままならないものだ。

今朝起きたら、左頬に大きな吹き出物が出来ていた。とりあえず、胆嚢を押さえて、小さくしておいた。

2018年7月 1日 (日)

『安心』8月号

マキノ出版様刊行『安心』8月号に、粉瘤、吹き出物についての記事を書かせて頂きました。編集部の方にはお世話になりました。

Img_2431

夏季休業のお知らせ

7月23日(月)~7月27日(金)まで夏季休業とさせて頂きます。7月28日(土)から営業しております。

2018年6月24日 (日)

ブラジリアン柔術

高校生の頃に和弓をやっていた。

弓には弦が張られているのだが、張りっぱなしだと弓が傷む。使わない時には弦は外すものだ。

ところで、テンションが過剰に高い人がいる。一見、元気。しかし、肩凝りはないけれど、偏頭痛にお悩みだといった類の話がとても多い。肩に触れると、カチカチに凝っていたりする。

テンションが高いと、疲れを自覚しにくいのだ。それは空元気というものであって、体からのサインには気がついた方が良い。肩凝りを感じるくらいで正常なのだ。

実際的な話であって、テンションが下がると、お酒や砂糖で無理やりにテンションを保とうとする方も多い。これもリスキーで、周期的に急性症状でダウンするという傾向が見受けられる。また、若い時に体力のあった方ほど、そうなりやすい。

自分などは低め安定の感あり、元気な時もないけれど、本当に参ることも少ない。上手なダウン。いっそブラジリアン柔術の心境である。

拡張家族

昨日は志らくの湯へ。近郊だと、一番お湯の質が良いのではないか。

ところで、銭湯には土地の人の距離感が現れる。東京だと目線を合わせ様とはしないし、石川県ではこちらを見て来る。群馬で銭湯へ行ったら、話しかけて来た。

さて、5歳児の虐待死事件が話題なのだが、行政への対応が求められているという報道を見聞きして、筋の悪い話だなあと感じた。

対策を一本化することもなかろうが、問題の本質は行政の対応ではなくて、ご近所の問題ではなかろうか。地域の人間関係の不在。

世代を経ると、都市化、核家族化も梯子外しの感がある。幼稚園、保育園の新設に、近隣住民が反対するといった類の話もしばしばあるけれど、どういった料簡だろうか。

しかし、そうした文脈からすると、自由が丘商店街振興組合と自治会に加入しないと、言行不一致になるのでしょうか?

私的な社会実験としては、弟子を取っている。これは面倒を見る代わりに面倒を見てねという、相撲部屋的な意味での相互扶助の試みだったりする。

そういえば、東急グループが都内某所でシングルマザー向けのシェアハウスを運営していて、その広告を見たら、やたらにオシャレ。これまたかなりコンセプチュアル。

2018年6月22日 (金)

カポック

しばらく前に、金のなる木を枯らしてしまった。

これは自分が悪い。熱いままの白湯の飲みさしを流しまで運ぶのが面倒だったので、手元の鉢植えに流したのだ。

幹まで腐ったので、それは取り除いた。その代わりに、いじましく葉を取っておいたので、挿枝と葉挿しで増やすことを試みた。

ちゃんと根付いて、二ヶ月ほど経った今では新しい芽が出ている。

ついでに、カポックが弱っていたので手入れをすることにした。まず密集している辺りを剪定。次に、葉の一枚一枚を布で拭いた。カポックは蜜が出るので、葉がベトついて、そこにホコリが付いていたのだ。

人間にも、ここまではしない。2日ほど経ったら、フニャっていた葉の固さが戻った。光合成が上手くいっていなかったのかもしれない。

植物に気を通したら元気になるというので、それもやってみた。これは写真を撮っておけば良かった。水揚げした切り花の様な劇的な変化があった。

人体と同様に響く場所があるので、整体の勉強に良いかもしれない。しおれた葉を見つけて、響く場所を探すと、根のどこかに対応する場所が見つかる。


Img_2393_2

2018年6月20日 (水)

そば源

月曜の夜から、群馬県へ出張だった。兄貴分が声を掛けて、地元の農家の方などにお集まり頂いた。

田んぼのど真ん中の古民家が舞台。蚊が多いので、布団の四方に蚊取り線香を設置。煙がもうもうと立ち込める中、黒づくめで眼つきの悪い小男が施術するのだが、一体全体、何の儀式が始まるんだろうかという雰囲気。

最初は妙な緊張感が漂ったのだが、症状の改善率は高かったので、ウケは良かった様に見えた。

施術を終えた後に、農家を訪ねた。ログハウス風の邸宅の庭には、田んぼと畑があり、ヤギと鶏をお飼いになられていた。軒先にはベーコンが吊るしてあるという風景。庭の苺をもいでそのまま頂いた。

オスヤギとメスヤギが1匹づついて、オスヤギに餌を与えたら、メスヤギがオスヤギに頭突きするので笑った。尻に敷き過ぎだろうというか、つがいになれるのだろうか。しかし、リッチだなあ。都会暮らしの貧乏くささを知った。

そういえば、そば源で食事をご馳走になったのだが、これだけを食べに群馬に出掛けても良いな。ちょっと驚いた。

仏像マニアのお宅を訪ねて、コレクションを拝見させても頂いたのだが、かなりフェテッシュな世界。趣味人の世界は奥深いものだ。

2018年6月16日 (土)

動的なアプローチ

最近、手技研操法を見直していたのだが、筋骨格の硬直度合が激しいと調律点を押さえてもあまり響かないので、手技研的に下処理をしてからの方が効果がありそうだ。

自分の左腕のリンパのつまりが取れないので苦労していたのだが、筋骨格の調整をしてから、化膿活点を押さえたら一発だった。

今週は夜毎、体の調整をしてから寝ていたのだが、やはり手首のダメージが大きい。職業柄だ。関節が拡がって、プラーンという感じ。これも筋肉の収縮部を固定して最密位を出したら、カチンと締まった。通常の関節調整をしても、これは無理だった。

手首の関節を締めたら、骨盤も一緒に締まったので、若返った様な気がする。骨盤が開いてお尻が大きくなる人も多いので、手首からアプローチしてみようか。

視力もテーマにしているが、胸椎上部の強張りを抜くのには、肩甲挙筋の操作が良い。D123を押さえるよりも、その方が手っ取り早い。

しかし、手持ちの技術との相性でいうと、ハムストリングスの操作が収穫の一番かもしれない。整圧するよりも、蝙蝠様体操をするよりも、動的なアプローチの方が効く。肉厚な部位なので、以前から整圧には向かない様な気がしていたのだ。手が疲れてしょうがない。

逆に、頭蓋と胸郭は、整体の手当療法の方が楽だ。深部を変えやすい。

代償行為

先日、空手の稽古に出掛けたら、相手の動きが速くて如何ともし難かった。

それで工夫をしていたのだが、前へ出るのが良くなかった。横へ出るべきだ。

股関節を含む骨盤周辺は横へのスライド移動が得意で、前方向への移動が構造的に不得手。端的には、腰を前後左右へ振ったら、前後よりも左右の方が動きやすい。その動きに足がついていくくらいの方が良い。後は、股関節で角度をつけてやれば、斜め前と斜め後には移動がしやすい。

という結論になったのだが、人を相手に試していないので、蓋を開けてみないと分からない。運動神経がかなり悲惨なので、あれこれと頭を使うのだが、本当は考えずに出来る人が羨ましい。

2018年6月13日 (水)

銀座デリー

デリーを食べずして、カレーを語るなかれ。

という訳で、銀座のデリーに初めて行ったのだが、カシミールカレーで辛い。

食べると、聴覚過敏になって感じられたのだが、スパイスは奥深いものだ。

スパイスには無知なので一家言もないのだが、作用を研究すると、おもしろいかもしれない。脈は早くなるし、体への影響は大きい。下手な薬よりも作用が大きいかもしれない。

ところで、インドへ行ってみての感想なのだが、水に当たるというのは疑わしい。それよりは、スパイスに日本人は耐えられないのではないか。あとは熱中症。

たまに食べると旨いのだが、3食を1週間も食べ続ければ、お腹を壊すのは必然。食べ慣れていないからだ。腹6分目くらいにしておくのがお薦め。

ところで、最近、循環器に負担の掛かっている方が多い。その場合、塩を摂ると体調が回復する可能性がある。塩がある種の強壮剤として作用するからだ。昨今、減塩ブームなのだが、暑くなって塩分不足だとバテる。

ただ、高血圧との相性があるので、適当なことはしない方が良い。

適量は如何に?これは味覚の良い人限定の話だが、塩分不足だと、塩を舐めて辛さよりも甘さを感じる。ある程度以上を摂ると、途端に辛くなるものだ。

2018年6月 6日 (水)

縄跳び

体を動かす時に、いちいち頭で考えないと動けないタイプの人も多い。

何か運動をする時には不利だ。物覚えも悪くなる。要は、頭でっかちになりやすい。実は、自分もそうだったのだが、今は大分マシになった。

リハビリにお薦めなのは、意外と縄跳びだったりする。単純に、考えていたら跳べないからだ。脳みそを通さないで体を動かす回路造りには最適。ランニングなどは、むしろ、考えごとをしやすいので、目的には合わない。

高校生の頃によくやっていたのだが、ちょっと我ながら涙ぐましい。出しゃばりな頭を黙らせて、体に仕事を任せるという訓練。

いよいよシビアな人は、理屈の通じない世界に放り込まれるのも良いかもしれない。

青森の大工の手伝いとか、凄かったけどね。お爺ちゃんの方言がキツくて何を言っているのかサッパリ分からないんだけど、とりあえず、怒られたら謝るしかないという。怒られたくないものだから、ジッと見て、先回りして動く癖がついた。

夫原病

先日、カウンセリングやってませんか?というお問い合わせを頂いた。

やっていませんとお応えさせて頂いたのだが、まあ、止めといた方がいいな。そうした教育を受けてはいないし、会話のキャッチボールが出来ないので、性格的にも向いていない。ピッチングは得意なんだけど、しばしばデッドボール。

そういえば、以前、産業カウンセラーの方がいらしていて、気が付いたらこちらの口数が多くなっていたので驚いた。普段、施術中はあまり喋らないのだ。きっと能力のある方なのだろう。こういう人がやったらいい。

また、公式見解としては、メンタルの問題をメンタルで解決しようとするのは、借金を借金で返そうとする様なものなので、無理がある。それよりは、深呼吸でもした方が落ち着くのではないでしょうか。体を整えましょうというものになる。

ただ、例えば、自分はストレス性の難聴の成績が良くない。その場ではマシになっても長続きしないのだ。ご家庭や職場環境などにストレスの原因がある場合、残念ながら難しい様だ。もしかしたら、これはカウンセリングが向くのかもしれない。

一方、気圧性の耳鳴りや軽度の老人性難聴は、成績が良い。

そういえば、夫原病でしたとおっしゃる方がいて、離婚するなり、症状がなくなったので見事だった。

«ヒッピー