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治療モデル

人から借りたカイロの本を読んでいる。脊椎のズレを問題としたサブラクセーション理論から、脊椎の可動性を問題としたフィクセーション理論に至るまでの治療モデルの変遷が興味深かった。手技にはなぜ治るのかという治療モデルが必要だ。

野口整体の場合、古くから脊椎の可動性を問題にするあたりフィクセーション的だといえる。その上で、脊椎の両脇を一側、二側、三側と呼んで重要視するところに特色がある。

一側には神経的な問題。二側には姿勢の問題。三側には体の中の異常が表れるというのが一応の目安だ。食いすぎると胸椎八九十の左三側は盛り上がるし、酒など飲み過ぎると胸椎九番のやはり三側に脂状の硬結が浮いてくる。二側はほぼ脊椎両脇の起立筋の事を指していると考えてよい。一側には心の問題が現れるというのだが、一側が野口整体の核心部分だといえる。

心理的な問題が脊椎に現れるという思想が野口思想の白眉といえるだろう。心理的な抑圧は胸椎三番に現れる事やその事と喘息の関係など、初めて野口氏の著作を読んだ時は目が開かれる思いがしたものだ。その疑似科学性にも関わらず、野口氏の著作に説得力があるのはそのデティールと圧倒的な情報量による。

それは今後の僕の課題でもある。岡島氏の成功も、宝島社から出ている自分でできる元気生活シリーズが決定づけたのではないか。こうすればよくなるという情報の羅列が評価されたのだ。やはり一般書を書かないと駄目か。

 

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