フラガール
先日、研究会で会員からフラダンスはどの様に体を動かすダンスなのかという質問を受けた。僕のフラダンスについて知っている事など、映画のフラガールを見た程度の知識しかないのだが、それでも思う事については話をした。
おそらく下手な人がやると、フニャフニャ、フラフラになるだけだろうが、上手な人がフラダンスを踊ると、柔らかい中にも緊迫感がある筈だというものだ。
なぜこの様なことを思ったのかというと、整体操法では緊めることを要求されるからだ。手首も緊めるし、足首も緊めるし、腰も緊める。「能」などの日本的な芸能を見ると、上手な人の舞台にはなんともいえない緊迫感を感じるが、ああいった雰囲気をつくっていく事が必要なのだ。
しかし、要点は緊める中にも柔らかさを創る必要があるという事だ。緊めるというと、筋肉をガチガチに固めてしまう人もいるのだが、それでは動けなくなってしまうので駄目なのだ。緊張の中にも、余裕がなければならない。逆説的に、フラダンスは柔らかいだけでは駄目だろうなと思った次第である。
緊迫感と抑制という事が日本的な美意識だと思う。対して、南方的な踊りというのは表面的には柔らかいが、内には緊張感を孕む。美意識というよりも、民族性の違いかもしれない。
ボディワークに関していうと、緊張しやすい日本人には活元運動の様な体を緩める体操がバランス的に有効だろうし、反対に、ラテン系の民族には逆に体を緊めていく様な体操が有効だろう。


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