人に歴史あり
近所でよく顔を合わせる高齢の女性がいらっしゃるのだが、最近になってその方の半生を聞く機会があった。
戦時中に空襲に遭った話、戦後に女優になって日活の映画に出演した話、銀座のクラブでママをやった話、宝石商になった話などである。何時もの調子で、綺麗なものばかりに関わった人生ですねと返答をしながら、人に歴史ありと思った次第である。
さて、日々人の背骨を見ているが、僕はそこに人生の履歴を見ている。病歴や人柄など、背骨を見ることで色々なことが分かる事があるのだ。
野口整体は背骨主義なので、脊椎の状態に人格と生活、もっというとその人の人生を見てとる。極端な例を挙げると、失恋した人の背骨の状態というのを野口整体では説く。話の前提として、失恋した人の背骨の状態を定義しているのだが、そういった知識を頭に入れて人の体を見ていくと、人の背骨が実に表情豊かに見えて来るのだ。
仕事をしていて、何が楽しいのかと尋ねられる事もあるが、背骨を通して人を知るのが僕の快楽なのだ、


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