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2017年1月28日 (土)

お稽古事

しばらく前に、整体の生徒の方が稽古をする様子を感心しながら眺めていた。

最初はどうしようもなく不器用に見えたのに、何年かしてみたら、上手になったもんだなあと感心していたのだ。

むしろ、才能がありそうに見えた人たちは全滅、というのが正直な結果。武術もそうで、運動神経の良さそうな人が入って来ると、覚えは早いのだけど、結果をせっかちに求め過ぎている様に見える。

勿論、例外も多い。運動音痴なので、ひがみ根性で言っている様な気もする。

しかし、ある程度から先は、器用さでは間に合わないというのも確か。年季と数稽古が要る。習うよりも慣れろのジャンル。

上達というのはお湯を沸かす様なもので、ある温度を越えると、急に沸騰するみたいにして訪れる。そこまでの途中が辛いのだけど、待つのが大事。

長くやれば良いというものでもないだろうが、大概のお稽古事は5年も続けたら、ほとんどの人は脱落しているはずだから、その時点で他人と比べてみたら良い。

要するに、スペシャリストを信用して、ゼネラリストを信じていない。何でも出来るというのは、何も出来ないのと同義ではないだろうか。

自分の経験だけど、要領良くやろうとすると、ディテールを取りこぼすのだ。整体を教えていても、頭の良い人は出来なくても、分かったとすぐに言うのだけど、分かると出来るは違うでしょう、多分。

転じて、ビジネスの世界に身を置いた経験は乏しいのだが、コンサルとMBAには偏見を持っている。整体の仕事をしていると、自称コンサルからの営業が多いのだ。話が脱線した。

そういえば、ガルウェイの『インナーゲーム』はおもしろい本なのだが、著者の本業であるテニスについて書いたものは門外漢が読んでも為になるのだが、専門外に言及した『インナースキー』や『インナーワーク』になると、ディテールが乏しくてピンぼけた印象がある。

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