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2017年7月 7日 (金)

個性尊重の教育

昨日の研究会では、一人一人の身体の使い方の癖を取ることをテーマとした。

人それぞれ、体の動かしやすい部位があるので、ついついそれに頼ってしまう。身体の使い方も、その為に合理化されている。

Sさんは肩甲骨が利くので、肩甲骨が使いやすい様な遠い間合いを取るし、Wさんは首の力を使って何とかしようとするので、それに合わせて腕を伸ばし切るのが癖になっている。

体の使い方は、テコの原理で説明が出来る。理想的には、掌は作用点で、腰腹は支点、足が力点になる。

ところが、動かす部位が力点になってしまう。それが個人の癖。腰を力点にする人は多くて、反り腰で傷めてしまう。身体の柔らかい人が腰痛になるのは、このパターン。ついでに、首の後ろを支点にするので、凝りやすい。

型稽古では、慣れ親しんだ体の使い方を手放して頂く必要がある。すると、どう動いたら分からなくなるので、一旦、下手になる。それが難しいので、人によっては何年も掛かる。自分も、頭から突っ込む癖を取るのに苦労をした。

型稽古は、人を文字通り型にはめる。それ以外の動きを許さない。窮屈なのだが、それによって上達していくシステム。最初から尊重される個性など、ない。押し潰して、すり潰して、それでも残るものが個性で、それはその人のスタイルになる。

転じて、個性尊重の教育というのは、意味不明。教育のサービス化というものではないでしょうか。

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