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2017年8月

2017年8月29日 (火)

イケアとニトリ

しばらく前に、女性が男性に介抱されてやって来た。

お越しになるなり、女性は不安をまくしたてるのだが、実は介抱している方の男性は余命宣告をされていたりする。

いや、〇□さんの方が大変ですよとお伝えしたら、「そう、死にそう」との〇□さんのコメントがあって、噴き出してしまった。女性も苦笑いして、落ち着いた。おもしろい。すっかり好きになってしまった。

ところで、先日の研究会。中央線沿線にお住まいで、荻窪のぐるっぺで野菜を買って、ほびっと村へ通って、毎日、喫茶店でコーヒーを飲む様なタイプとはなぜか気が合わないという話をしていたのだが、やっぱり一人、噴き出している人がいた。

いやあ、色んな方と会うので、なるべくチャンネルを合わせる様に気を付けてはいるのだが、どこら辺に周波数帯があるのか、未だによく分からない。

真面目な方が多いので、真面目な話をすれば良いのかというと、どうやらそうでもないみたい。ご本人の体の話をしても、どこか関心なさそうなのが不思議。

むしろ、文化的な話をさせて頂くと反応が良い。そして、カルチャーセンター路線で、数回、間は持つのだが、割と飽きられてしまう。

本当は分かっている。自分は無添加食品やスピリチュアルな話はしないし、出来ない。ライフスタイルの違いなのだ。でも、それはイケアとニトリの違いの様なもので、大差がないぞ。

勿体ないと思うのだ。先入観なしに来て頂いたら、もっと実際的なところで、お役に立てるのに。

2017年8月28日 (月)

生活習慣病

先日、クライアントの方から、どの様な方が良くなりますか?とのご質問。

それは素直なタイプが良くなるのだ。

しばしば生活上のアドバイスをさせて頂くのだが、本当は人様の生活に口など出したくはない。正直、施術で済んで、お蔭様で良くなりましたと言って頂く方が気分は良い。

しかし、それでは済まないから、口を出す。特に、症状の原因が生活習慣にある場合、しょうがないじゃない。

ご質問の方は重度のアトピーでお悩みだったのだが、随分と改善した。実は、施術よりも、断食の効果だ。

デトックスを促進すると、肌は綺麗になる。その為にお腹を押さえることを繰り返したのだが、効果はなかった。それで、断食をお薦めさせて頂いたという経緯がある。

それは大正解だった。体質が変わって、下痢をする様になったのだ。その度にお肌は、綺麗になっていった。

要するに、素直に耳を貸してくださったからだ。お薦めしても、やらない方が多い。

でも、それは勿体ない。アドバイスも施術のうちと考えて頂きたい。

例えば、断食には過剰な健康志向というか、イデオロギーを感じる人もいそうだけど、そうではない。むしろ、自分自身は飲み食いが好きなので、方法論としては好まない。ただ、必要悪なのだ。逆に、栄養失調が原因の症状には、食べることをお薦めするくらい。

これは食べ物に限らない話で、水を飲んでくださいとか、眼を休めてくださいといった類の生活上の注意は、その人の体に合ったことを言っている。

だからこそ、施術者は、的確にアドバイスをしなければいけない。その際、なるべく具体的にお伝えする様に気を付けている。解釈の余地があってはいけない。迷うし、間違える。

狼中年

物体は固体、液体、気体の三種類。

先日のダイエット講座。参加者の方に人体はそのどれだと思いますか?とお尋ねしたところ、そのどれでもあると満点の回答があった。

そうなのだ。骨や筋肉は固体、血液は液体、ガス交換は気体。

そして、固体よりも液体、液体よりも気体の方が、物体として変化がしやすい。講座は、固まった体をほぐして流れを良くして、呼吸法で痩せるという構成だった。

大分、痩せたので、体が軽い。しょっちゅうそんなことを言っているので、狼中年なのだが、空手の稽古に出掛ける度にダイエットを止めていた。

痩せた状態で突かれると、やたらに痛いのだ。それでまた体重を増やしてということを繰り返していた。

それにも飽きたので、体重が落ちても、威力の落ちない体の使い方を研究した。しばらく前に、腹を突かれても大丈夫だったので、思い切って体を絞ることにした。変なゴツさはなくなった、はず。

2017年8月26日 (土)

三段論法

数年ぶりに熱が出たという方がいらしていた。

辛いとおっしゃるので、施術者から見たら、それはやっと熱を出せるお体になったということですという話をさせて頂いた。何年か通われている方だけど、ガンが小さくなって来たというくらいなので、そういうものなのだ。

無病息災が健康ではない。疲れたら、それ相応の反応をするのが良い体。

例えば、筋肉痛。腕を使って筋肉痛になったとして、それは不健康だろうか。中年になると、運動をした2日後に筋肉痛になったりするけれど、若いと反応が早い。

また、悪い物を食べて、それを排泄する為にお腹をくだしたら、それは不健康だろうか。辛いのは間違いないけれど、下痢をしない方が不味いことにならないだろうか。

三段論法的に、風邪も一緒。疲れたら、引いた方が良い。季節性の風邪なども、しばしばまず子どもから引いて、最期に引くのは体の鈍った親の方だったりする。

ただ、風邪を舐めている訳ではない。風邪をこじらせて亡くなる人もある。そういう話でもない。同様に、肉離れするほど激しい運動をお薦めはしないし、食べ物の傷みやすい梅雨の時期に、わざわざ生牡蠣を食べることはない。クーラー点けっぱのうたた寝で、風邪を引くのはただの不注意。

2017年8月24日 (木)

飲み過ぎの人の為の講座

昨夜は飲み過ぎの人の為の講座。

折角なので、参加者の方々には実際にお酒を飲んで頂いて、体がどの様に変化するのかを体験して頂いた。

飲むと肝臓がふんわりした感触になるし、その後で水を飲むと引き締まることを確認した。ここまで実践的な講座はないだろう。

実技では、肝臓の押さえ方を覚えて頂いたのだが、術後には肝臓に弾力が出る。酔いが醒めて、涼しくも感じられる。二日酔いになりやすい人は、これをやっておけば良い。

内容が脱線して、赤くなった眼球を白くしたり、肌のくすみを取ったり、唇の形を整えたり、色々やった。

講座の最期に、もう一度、飲んで頂いたのだが、同じウィスキーなのに香りと味が強く感じられるというので、驚かれていた。

体を調整すると、味覚が鋭くなるのだ。量をガバガバ飲む人は、体が鈍くなっているので、味も分からないまま飲んでいるというまとめをして終えた。

休業のお知らせ

9/2(土)~9/5(火)までお休みにさせて頂きます。9/2(土)は14:00まで営業しております。営業再開は9/6(水)です。

2017年8月23日 (水)

マリオネットライン

先日、マリオネットラインというのを初めて伺った。

唇の下の両脇のラインをその様に言うそうな。それを消して欲しいというので、ちょっと後頭骨を上げたら、それでラインは消えた。

最近、美容がかなり得意になりつつある。保ちも良い。理論的なことを学んだことが大きい。

この2年ほど裏メニューにして、データを取っていたのだが、そろそろ表看板にしても良いかもしれない。大体の需要も分かったので、別にホームページでも作ろうか。

おもしろいもので、腰痛をよくしてもそれなりの反応なのだが、美容だとやたらに感謝もされる。場も華やぐので、施術者としては気楽だ。

同時に、非常に勉強になる。先日も肋骨を広がっているのを縮めたのだが、仙骨をちょいちょいやったら、30秒もかからないではないか。普段、いかに無駄なことをやっているのかが分かる。

美容では具体的なことしか頼まれないので、無駄手が一つもない。普段の施術もその様にするべきだ。構成力が飛躍的に向上するので、美容の仕事はどんどんやった方が良い。

というよりも、説得力。一目で分かるくらい変わるものに、疑問の余地はない。痛みがなくなるとか、体が軽くなるなどの感覚的なものよりも、視覚的なものを提示した方が話は早い。それは意外と、施術者にとってもそうだ。

2017年8月20日 (日)

お辞儀

昨夜は板橋へ出張。

渋谷で埼京線に乗り換えたら、駅の構内で国学院大学のポスターを見かけた。綺麗だ。

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たまに企業の謝罪会見でお辞儀の様子を見るけれど、大概、綺麗には見えない。背中も腰も固い。頭だけで体がついて来ていない。

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自分の話はいつも機能主義にオチてしまうのだが、こうしたお辞儀だと、かえって相手を意固地にさせしまうというか、逆に攻撃されやすい。いや、本当に。

2017年8月19日 (土)

永井義男『江戸の生活 ウラ事情』

呼んでしまったのか、100キロ越えの友達が、ギックリ腰で歩行困難になってやって来た。

湿気が強いので腎性の腰痛。浮腫みが酷い。捻って、押さえて、水飲んで、お手洗いへ行ってもらうと、大分、痛みは取れたそうだ。スタスタ歩いていた。

施術をしながら話をしていたのだが、人間の体に保証書が付いているのは40歳まで。顔色も青白く、年々体重が増えている。ある日突然、連絡つかなくなりそうなのが心配なので、痩せたらどうだとダイエットを薦めた。

じゃあ、腎臓に良いものを調べて食べるというので、いや、断食するくらいの方が良いのに、どうして食べるんだ?と尋ねたのだが、カロリー3分の2カットの食品を人の3倍食べたら、意味がないじゃない。

ところで、永井義男の『江戸の生活 ウラ事情』を読んだら、江戸時代の将軍の平均死亡年齢は49、6歳、天皇は48、7歳と紹介されていた。人生50年は誇張ではない。

現代では、栄養と衛生の状態が改善して寿命は伸びたけれど、人の体を見ていると、残念ながら80年以上使うことを想定して設計されているとは思えない。こんな仕事をしていながら、IPS細胞の研究発展を期待するところ。特に、歯ね。

施術をしていても、個人差はあるけれど、60代も後半になると、40代前半と同じ結果を出す為には、3倍くらいの刺激が要る。いや、もっとかもしれない。

こちらも結果を出したいので、元気になってほしいので、クライアントの方にとにかくお願いするのは、水を飲むこと。1日に2リットルくらいは飲んで頂きたいところ。間違っても、施術所で水を売る訳ではない。

人体の水分量は70パーセントと言われているが、老化というのは乾燥なので、筋肉が木っぽい感触になる。そうなると、本当に何をやっても変わらない。本来、施術ではデトックスを促進するが、排尿、排便などの排泄も起こりにくい。

骨密度を気にする方は多いのだが、水分量を気にしても良いかもしれない。アンチエイジングの為の一番の方法だと断言出来る。

ついでに、経験的に、腸の手術をした方が水を沢山飲むのはお薦めしない。浮腫むのだ。負担になるので、加減が必要かもしれない。

また、外食などで味の濃い物ばかりを食べていると、腸が過敏になるからなのか、水を飲んでも吸収しにくい。まず薄味に慣れる必要がある。

自分の食べている物の濃い薄いが分からない場合、耳の後ろを撫でてみる。体に対して、香辛料などが負担になっていると、耳の後ろがベトつく。足裏も同様。つまり、体臭にお悩みの方にも、薄味が効果的。

2017年8月17日 (木)

貸借対照表

健康診断の数値というのは正しいのだが、扱い方に稚拙な場合がある。

例えば、血圧。肥満だと血圧は上がりやすい。それはビルの高層階に配水する為に水圧が必要なのと一緒で、当たり前の話。痩せないまま、降圧剤だけを飲んでも意味はない。むしろ、血行不良で他の症状が出そう。必要な時には使ったとしても、使い続けるものではない。

しかし、肥満を批判している様だが、そうでもない。たまに100キロ越えの友達が施術を受けに来てくれるが、手応えがすごくある。太れるだけの体力があるので、結果も出しやすい。

糖尿病も太っているうちは、割と成績が良い。血糖値にも反映する。ところが、痩せて来るともう難しい。なんとかしたいけれど、やってもあまり変わらない。透析となるといよいよ厳しい。血糖値だけを見ていれば良いというものではないという実感がある。

いぜれにせよ、数字の帳尻を合わせただけでは、それは貸借対照表の不正操作の様なもので、身体の健全な経営とは言い難い。

2017年8月13日 (日)

血圧

諸般の事情により、写真撮影は来月に延期となった。

撮影に合わせてダイエットをしていたのだが、一週間で4キロ絞った。その後、更に痩せて、三週間で6、7キロ体重を減らした計算になる。ここまで減らしたのは10年ぶりくらいだ。

しかし、それは、そのくらい減る余地があったという話であって、威張れはしない。

今回、腎機能を亢進する調整を自分に施したのだが、血流が良くなるので、ほっておいても痩せる。体温も高くなる。

そして、当たり前なのだが、腎機能が亢進すると、血圧が上がる。しかし、これは盲点だった。

昨日、体育館に稽古に出掛けけたのだが、そこの測定器で血圧を測って驚いたのだ。上が136で下が99。立派な高血圧ではないか。なんだか眼圧が高いとは思っていたのだ。一月ほど前に、区民プールの測定器で測った時の記録を確認したら、上が118で下は68。普通だった。

それで、昨夜、今度は腎機能を抑制する調整を自分に施した。先ほど、また体育館に出掛けて血圧を測って来たのだが、上が124で下が79だった。まあ、そんなものだろう。

血圧のメカニズムが大分、把握出来たので、それは良かった。後、4、5キロは絞るつもりなのだが、どうしようかな。

2017年8月 9日 (水)

SJOコーヒー

昨日は定休日。鎌倉の由比ヶ浜に海水浴へ出掛けた。

台風の影響で遊泳禁止。人もまばらだった。

毎年の恒例行事にしているのだが、海はアウェイ。砂浜はエグザイル風味の細マッチョと茶髪褐色の女の子で溢れていて、彼ら彼女らのものだ。そういえば、臍ピアスを見なくなった。腹部操法をして手に当たることも多かったのだが、最近はそういうこともないものね。

ところで、中学は水泳部だったのだが、海で本当に役立つのは背泳ぎだと言える。視界を確保しやすいからだ。正確に言うと、水球部だったのだが、水面に浮き続ける巻き足という技術もある。これも有用。意味不明なのが、バタフライ。

しかし、海へ入って監視員に怒られたので、泳ぐ機会もなかった。砂浜でふて寝すること一時間、いい塩梅に日焼けした。

帰りに、SJOコーヒーへ寄った。初めて入ったのだが、愛想のないマスターがネルでコーヒーを淹れる様子を眺めて、ホウッと目が止まった。美しい。型が出来ている。きっと彼を押しても、ビクとも動かないだろう。

コーヒーは旨かった。毎年の楽しみが増えた。

2017年8月 8日 (火)

Siri

昨夜は三軒茶屋で、小原先生とご飯。

ネットの普及で、近い将来、今ある仕事の何割かはなくなると言われているが、手技の世界はどうでしょうかという話題。

人は機械にはコミュニケーションを求めないし、人にかしずかれて喜ぶので、あまり関係ないのではないですかという話をしていた。Siriに、君のことが好きですと話しかけたら、またまたほかのApple製品にもそう言っているんじゃないですかという返事のある訳だが。

しかし、どうだろうか。現状でも、シャッター通りは、ドラッグストアと接骨院だらけ。仕事がなくなると、大挙して手技業界に人が入って来るかもしれない。好きでなければやりそうにもない仕事だが、そうした形で人が急に増えたら、雰囲気が荒れそうだ。愛がないのは嫌だね。

あまり安易に考えない方が良いんだけどね。仕入れのない代わりに、勉強が要る。昨夜は、10年後の廃業率が90パーセントの業界だという話を伺った。

2017年8月 6日 (日)

スティーブン・セガール

この数年、サンチンという空手の型を続けている。型はいくつか知っているが、ほとんどそれしかやらない。

整体の呼吸法とも感覚が似ている。呼吸で体に内圧を加えるので、タイヤの様な体になる。内側からパンと張りが出るので、皮膚がつまみにくくなるくらい。重心が落ちて、ゴツくもなる。突かれても、蹴っ飛ばされても平気。ちょっと人を突いたら吹っ飛ぶ様になる。

そんな話を友達としていたら、お前は何時、誰から襲われるんだ?スティーブン・セガールか何かなのか?と笑われた。確かにそうだ。あっさり説得されてしまった。

それで、サンチンの呼吸の逆をやったら、一気に空気が抜けた。体が薄っぺらくなって、シャツが余るったらありゃしない。元々は華奢なので、これが本来のサイズなのだろうが、裸でいるみたいで落ち着かない。それにしても、体が軽い。

ところで、しばしばボディビルをやる様な方を見る機会がある。薄着の方が多いのだが、この仕事を始める前は、体を見せたいのだと勘違いをしていた。

触って分かった。腕など押さえると、指が沈むのだ。これはもうアレだ。着ぐるみを付けている様なもので、薄着なはずである。

TALK IS LOFT 新宿ロフトプラスワン事件簿

何週間か前に、『TALK IS LOFT 新宿ロフトプラスワン事件簿』 の刊行イベントに行って来た。平野悠、園子温、高須基仁、鈴木邦男、等々、豪華な面子だった。

オーナーの平野さんも70歳なのだそうだ。安倍政権にも原発にも興味がない、もうすぐ死ぬんだから、過去しかないとのコメント。本を買ってサインをして頂いたら、造反有理とあった。首尾一貫している。他に類を見ないこの店は、彼の稀有な人格なくして成立しなかったのは間違いがない。

この店には20代の半ばくらいまで、週に1、2回は通った。野村沙知代の水着ショーをやる様なお店で、地方から出て来た自分にはとにかく刺激的。リアル朝まで生テレビ、いい年の大人が取っ組み合って議論しているのを眺めるのも楽しかった。

常連客の友達も沢山出来たのだが、漏れなく変人なので、ここで鍛えられた。大学で身に付いたものは何一つとしてないが、この店では多いに学んだ。

当時は映画を見るよりも安かったので、学生には有難かった。チャージが600円で、ワンドリンク制。ウィスキーを頼んで、終電まで粘るのがパターン。

非日常の場所として愛していたのだが、何年かして、なんとなく飽きたことも思い出す。非日常も当たり前になると、日常に堕してしまう。

だんだん足が遠退く中、日常の中に非日常を見出す方が、楽しい人生になるんじゃないだろうかなんてことをよく考えた。

講座再考

先日、佐々木先生と飲みながら、教える時に過剰な情念が入ってはいけないという話をしていた。まあ、一方的に話していただけだが。

語弊はあるかもしれないが、施術は製品なのだ。仕事としてやっている。一方、講座には、自分自身が整体に対して持っているロマンが投影されていて、それは下手をしたら教える側のエゴ。相手の為にならないというか、端的に、需要と供給がズレやすい。

しばらく前に、とあるご主人の体調があまりに優れないので、奥様に簡単な施術方法をレッスンさせて頂いた。そうしたら、万全とはとても言えないが、驚くくらいに効果が出ていた。何年も勉強した人よりも上手い。それで、教えるということをすごく考えさせられもした。

正直、お手当として教えても、そこまでの結果は出ない。目的をハッキリと提示する必要を感じた。

具体的なもの以外には価値はない、と言ってみよう。現実生活の役に立たないジャンルほど精神論に走るけれど、自分は整体を実用的な生活用品として捉えている。

そんな訳で、今月から講座のスタイルを変えてみることにした。

8月の講座予定

8月の講座予定

宗旨替え

そういえば、思い出した。昔、蘭の花が欲しいという人に、枯れる物もつまらないだろうと、電子レンジ調理器のルクエを送ったら、ひどくガッカリされたことがある。

今、施術所には胡蝶蘭があるのだが、意外に場が華やぐので、自分が間違っていたなあと反省した。花には価値を認めていなかった訳だが、良い勉強になった。

勉強といえば、今日、いつもいらっしゃる方の施術をしていたら、ちっとも体が変わって行かない。どうしたのだろうかと疑問だったのだが、金曜日に妙なワインをお飲みになられたというお話だった。

なるほど納得して、中毒の調整法を試したら、張っていた腎が弛んでいくではないか。

正直、普段の食生活では、添加物の有無などは気にしない。今回、その影響を目の辺りにして、宗旨替えをしてしまいそうだ。

健康オタクにはやたらに施術が利くのだが、ああ、そういうことかとも納得した。真水に墨を落とすが如し。

2017年8月 4日 (金)

足湯

胡蝶蘭をエアコンの下に置いたのだが、やはり少し弱る様だ。預かりものなので、枯れさせる訳にもいかない。胡蝶蘭について調べてみた。

元々、熱帯の植物なので、暑さには強いのかと思いきや、山の上の植物だそうで、涼しくしておく必要があるそうな。直射日光にも弱いので、カーテン越しくらいの光が望ましいとのこと。少々、気難しい。

ところで、近頃、胃腸のトラブルのご相談が多い。季節的に、夏バテで胃腸が疲れやすいのだ。勿論、エアコンも要因で、冷えて胃腸に来る場合もある。首の痛みや急性の下痢なども、冷えが原因。

朝起きたら、寝違えていたというケースもしばしばなのだが、それは寝汗で冷やしている。この時期はなるべく布団を干して、寝具のコンディションを整えておこう。

調整の方法としては、足湯が効果的。脛に胃経が通っているので、膝下までを温めるとお腹の調子が良くなる。

ついでに、塩を舐めると、暑さに耐えやすくなる。発汗で塩分不足になっていると、甘みを感じる。

ただ、この1、2日は涼しい。タイミングを少し外しているかもしれない。

胡蝶蘭

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咲き誇る胡蝶蘭。美女と一緒にいる様な緊張感。

元々は日野自動車の社長室に飾られていたそうなのだが、流れ流れて、うちでお預かりすることになった。

花の枯れる様な整体院だと、悲しい。気を通している。

夕日が丘三丁目

先日、食い逃げをしてしまった。

武術の稽古の後、やきとり屋に寄ったのだが、会計を済まさないままに帰ってしまったのだ。

電車に乗ってから気が付いて、慌てて引き返した。

店長に謝ったのだが、あまりに自然だったので声を掛けそびれたということだった。これで達人の仲間入りか。食い逃げの。

借りが出来たので、最近は夕日が丘三丁目ばかりに行くことにしている。

レバーを必ず頼む。あとは、時間が遅いと品切れになりやすいのだが、自家製味噌の焼きおにぎりが旨い。

稽古は薙刀の型の順番は覚えたので、後は中身をつくる段階。長物を扱うと、木刀を軽く感じる。型の構成は上手く出来ているものだ。それも、事後的に意味が分かる様な感じ。

剣術が基本なのも、なんとなく理由が分かって来た。両手で構えるので、身体の中心を守る感覚が出やすい。その感覚を他の技術に還元しながら、稽古をしている。

2017年8月 2日 (水)

一息四脈

発熱したお子さんがいらしていた。

人見知りのお年頃。大泣きのところ、僕が触れてピタリと泣き止んだとしたらロマンだが、そんなことは一切なかった。

近頃、お子さんの風邪が流行っているのだろうか。先週から同様のご相談が多い。決まって、脈と呼吸を見てくださいというご案内をする。

まず脈の回数を1分間測る。つぎに呼吸の回数を1分間。正常な状態であれば、脈を呼吸で割ると4になる。それを一息四脈と呼ぶ。

お子さんだと高熱になる場合も多くて、当然、脈は速くなるが、呼吸で割って4ならば良し。

体調が悪いと、それが一息三脈、一息二脈になる。施術者の感覚としては、三だとそんなものでしょうで、二だとかなり心配。

ある方は、慣れました、一呼吸の間に脈を見れば良いとおっしゃっていたのだが、それだと正確さに欠ける。見た拍子に鼻などむず痒かったらノイズになるので、やはり1分間づつくらいは測った方が正確。

しばしばソファから落ちたという類のご相談も頂くのだが、後頭部を打っていると、途端に一息二脈くらいにはなる。正確には、千鳥の脈。やはり、頭の打撲は恐い。元気そうに見えても、時間差で体調を崩すこともある。

ただ、正直、ソファから落ちたというご相談で、実際に見て脈の乱れていたことは一度もない。

本式に後頭部を打っていると、下腹は船底状に凹む。船底という表現が分かりにくかろうが、特徴的なので、一度見たら、次からは分かる。これは後頭部の打撲についての話で、熱で凹むという話ではない。

脈と呼吸の観察は、本当は元気なうちに練習をしておくべきで、本番でいきなりやるのは無理がある。あとは、自己責任でやってみたら良いです。基準があると、心強い。

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