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2017年10月 7日 (土)

中田考×島田裕巳

写真を整理していたら、出て来た。一昨年のスリランカ旅行。現地の心霊治療家を訪ねた。首都コロンボ市内の某所。

治療家がキテハーと気合を打ったら、バタリッと患者は倒れる。スタッフが駆け寄って来て、隅に運ぶ。クーロン黒沢気分を味わった。

戦前の日本でもこの手の心霊治療が流行った。経済発展に伴う、ある種の文化運動なのかもしれない。

ところで、先日、渋谷でイスラーム法学者の中田考氏と宗教学者の島田裕巳氏の対談を見て来た。

年々、PL高校の花火が下火になっているというエピソードが紹介されたが、新興宗教の信者は減り続けているのだそうだ。

発展途上国では信者が増えるけれど、経済成長が止まると信者も減るというのが共通して見られる現象らしい。

新興宗教の勧誘は都市部へ出て来た孤独な若者をターゲットにするので、家族と共同体のないところで幅を利かせる隙間産業、というとあんまりか。需要と供給があって、ある時期を過ぎると社会的な役割を終えて廃れる。

そういえば、先日、ナショナルジオグラフィックのweb版を読んでいたら、ベネズエラで心霊治療に頼る人が増えているという記事が紹介されていた。経済破綻による医薬品不足が深刻なのだそうだ。

この辺り、レイヤーがそれぞれ異なっていて、興味深い。現在、日本で代替医療に注目が集まっているのはヒッピー文化の変奏なので、経済的な事情ではない。逆に、富裕層にしか出来ない遊びみたいなものだ。

スリランカでは現地の人達を施術する機会もあったのだが、まあ、糖尿病だらけね。そして、富裕層は病院が大好き。一方、先進国からの旅行者はアーユルヴェーダの治療院に一週間滞在したりもする。

これまた話が捻じれていて、政府の高官が利用する治療院なんてのも存在していて、どうやらレベルがかなり高い。どうやらというのは、ウチに来ている人の体のトラブルをCTより先に見つけていたりするから。脈で食事内容も当てるそうだ。

ただ、こちらはコネがないと受けられない。また、海外旅行者を受けれ入れる治療院は、しばしば病院が副業でやっていて、アルバイトに施術をさせていたりする。

そういえば、笑い話があった。佐々木先生から疲労回復に効くアーユルヴェーダオイルをお土産に頼まれたので、お店にカタコトで伝えて買って来た。

どうですか?効く様な気がします、というやり取りがあったのだが、ほどなくして、それは虫除けのオイルだと判明したのであった。

インスタグラム風。違う?イギリスの植民地だったので、あちらの上流階級のファッションはそれっぽい。ポケットに片手突っ込んで話す姿がマイケル・サンデル風味。

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