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2017年12月17日 (日)

姿勢の良し悪し

姿勢について教えてくださいというご質問をよく頂く。

でも、実は、普遍的な良い姿勢など存在しない、というのが持論。

どういう意味かというと、つまり、姿勢には目的がある。

昔、荷揚げのバイトをしていたのだが、難儀をしたのはタイガーの耐炎ボード。火事の延焼を防ぐ為に、マンションの壁にはこれが仕込んである。

襖くらいのサイズなのだが、これが本当に重い。それを何枚か重ねて持つのだが、バイトは2枚で、プロは6枚。自分は4枚持っていた。

持ち方は、まずボードを横にして、両掌で下から支える。手の位置は鼠蹊部くらい。板だからそのままだと落ちるので、のけ反る様にして胸で支える。コツを覚えるまでが大変。箸も使えないくらいに腕が痛くなる。

ところが、ある時、プロレスラーの卵が入って来て、いとも簡単に持ち上げるではないか。190㎝オーバーの大男だったので、筋力で持つのだ。しかし、一週間ほどして、腰痛でダウンした。

その体験がすごく勉強になった。姿勢というのは対象との関係性なので、他人と物のないところで自己完結する姿勢は存在しないというか、必要がない。直立二足歩行をしているだけで十分立派。

姿勢を学ぶ為には、具体的な行為があった方が良い。包丁を使うとか、鞄を持つとか、何でも良いけれど、切り口があった方が学ぶのは楽。

姿勢に限らず、専門的なことから普遍的なことを学ぶことは出来るけれど、普遍的なことからは何も学べない様な気がするのだ。だから、親は子どもに習い事をさせるのではないでしょうか。

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