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2017年12月 2日 (土)

調理方法

利き腕ではない方を使える様にするだけで、随分と体は整う。

これは、歯磨きや箸、ひげ剃りなどの細かい作業をすると良い。

前提として、利き腕が右だとして、右腕だけを使っていると、体がだんだんと右に捻じれていく。腕で体幹を引っ張り続ける様なものだから、当然、そうなる。

だから、反対側の腕の感覚が出て来ると、自然と体のゆがみが取れて来る。

元々、人体は肝臓が右、心臓がやや左といった様に左右非対称なのだが、習慣的、感覚的な非対称性はそれ以上に大きい。

利き目、利き足辺りまでは馴染みが良かろうが、2つある臓器にも利き側がある。腎臓は背中側に2つあるけれど、片側ばかりが張りやすい人も多いことから、利き腎があることも確認出来る。

こうした感覚の濃淡を調整するというのが、施術のアプローチの一つで、それは軽く触れることで行われる。触れられることで皮膚感覚が鋭敏になるので、その作用によって感覚の濃淡が解消される。

骨格矯正の様な人体へのアプローチは分かりやすいのだが、軽く触れるだけで変化があると、知らない人にはいささか魔術的に映るかもしれない。

骨格矯正は人体を工業製品的に捉えて行われるのだが、軽い接触による調整は人体をそのまま生体的に捉えて行われる。手技療法には、人体をどの様なモノとして見立てるかという身体観が反映される。

整体が複雑なのは、その辺りの視点を複合している点で、骨格矯正のアプローチもまた採用している。人体の感覚が鈍り過ぎている場合、生体の反射が起こらないので、機械的に骨格を矯正してしまった方が手っ取り早い。

症状や身体の状態によって、どの見立てがより適応するのかをその都度、判断して行く必要がある。料理の喩えでいうと、生のままか煮るのか、それとも焼くのか揚げるのか、どれが一番、旨くなるのか素材の性質を見極めるみたいなもの。

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