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2018年1月

2018年1月19日 (金)

ヤモメとツバメ、そしてカモメ。

そういえば、マダムは方々に1億円ほどお貸しになられていて、その回収の為に上京されている。つまり、その度に、キューキューとカモメみたいに鳴いている方がいらっしゃる訳である。

ヤモメとツバメだけではなくて、そうか、カモメもいたかと、今朝方、気が付いて、手を叩いて笑ってしまった。落語とか、聞いてる場合じゃないね。

それで思い出したのだが、借金取りといえば、スリランカ旅行だ。あれもおもしろかった。

現地では民泊したのだが、僕を連れて行ってくださったX先生が、テーブルを囲んで、現地の人達を相手に有難い話をしていた。

そのうちに、貸しているお金を回収して来るというので、行ってらっしゃいとお伝えしたところ、先生も行きましょうというので、飲んでいたスリランカティーを噴きそうになった。もう用心棒の先生にしか聞こえない。

これまた、スリランカ人の音楽プロデューサーに貸しているという壮絶に胡散くさい話。

トゥクトゥクというオート三輪に三人で乗り込んで、借金の回収へと向かった。最近まで内戦やってたんだよなあと、暗い気持になった。後ろから刺されたら敵わないので、背中に成田空港で買ったサイゾーを仕込んでおいたのも、今では笑い話。

お屋敷に着いてみたら、その音楽プロデューサー氏というのはスキンヘッドの巨漢で、その隣にはご兄妹の様な奥様がいらっしゃる。

壁にはボリウッドの女優もかくやという美女の写真が張ってあって、これは誰ですかとお尋ねしたら、その奥様の若い頃だというのでタマゲタ。滞在中、三度、集金に訪ねたのだが、その度にしげしげと見比べてしまった。

椅子を薦められても自分は座らないで、X先生の背後に立っていたので、後から、流石ですねとお褒めの言葉を頂いた。

2018年1月17日 (水)

ヤモメとツバメ

月火と伊豆の下田へ出掛けた。

車で三時間ほどの距離だが、あちらはもう桜が蕾。不便なところにあるからか、観光客はまばら。ひなびた漁村で、ちょっとハワイなんぞに行っている場合ではないなという南の楽園。

年明けに伊勢へも出掛けたが、伊豆と似ている。太平洋沿岸の古い街で、臨海にも関わらず独特のこもった雰囲気がある。

夜は地元の飲み屋へ連れて行ってもらったのだが、そこの大将は奥さんが蒸発して以来の男ヤモメ。食べる前にそんな話を聞かされたら、味が変わってしまうじゃないかという。ところで、大将がヤモメなら、こちらは60代のマダムに連れて来て頂いているので、その佇まいはツバメ。

この大将がおもしろくて、客にイカソーメンを注文されて、それを出したら、お客さんからはこの透明なのは何ですかとのコメント。鮮度が落ちるから白くなるのであって、活きが良いのは色がない。食い物を分かっちゃいねえとのこと。

日本酒の黒龍を頼んだら、白龍もあるよと教えてもらった。知らなかったが、福井の酒ではあっても黒龍酒造ではなくて、永平寺近くの酒造で作られている酒だそうな。コクが強くて、白鷹みたいな味がする。

カウンターに、γ-GTP2000オーバーだという釣り人の男性がいて、ビール瓶15本を1人で空ける猛者。肝硬変も覚悟で、後は死ぬだけだから、いかに死ぬかだとのこと。一方、自分は酒に飲まれて、カウンターに突っ伏して、夢の中へ。

目が醒めたら、先生、臀部が痛えんだと始まるので、その場でちょいちょいと調整して、もう痛くはないでしょう?と、伊豆の夜はしっぽりと更けていった。

ナマコの刺身、焼いたサザエに金目鯛のカブト煮、サザエご飯にアカハタの素揚げと進んで、クサヤを食べた。炙ると、噂通りに生ゴミの臭いがする。これは敵わんなと思ったのだが、菌の違いで昔はもっと臭かったらしい。恐々と口に入れたら、旨みが凄い。これはお茶漬けにするべきだと決めつけて米と緑茶を頼んだら、白米が無いというので残念。

翌朝、起きてもクサヤの臭いがした。そういえば、帰りの車内ではクサヤの臭いなどしなかったのだが、昨夜、東京へ戻ってからマダムの施術を行ったら、またクサヤの臭いが漂うではないか。施術は発汗を促進するので、そうしたこともある。

下田東急に泊まったのだが、海に臨んだ露天風呂と地産地消のモーニングビュッフェが特徴。ビュッフェにワインが含まれるので、朝から使いものにならなくなった。ここのモーニングは凄い。ちょっとビックリ。

ハート形の洞窟が名物なので見物に行ったのだが、後で地元の方から、あそこは自殺の名所だから、土地の者はあまり行かないと教えられた。しまった。事前に良くない気を感じるとか何とか、のたまっておくべきだった。

帰路は天城越。どうにも3種は腹が減ると運転が荒くなって良くない。助手席で、舌打ちを50回は聞いただろうか。確かに、酷い道ではある。ほとんどが追い越し禁止車線で、前方にバスでもいたらそれで渋滞。それでも、晴天に恵まれて、富士山がよく見えた。ドライブ日和の天城越。のんびりした。

2018年1月15日 (月)

オチナシ

身体には外面と内面がある。

普遍性を持ちえない表現なのだが、もしかしたら身体的なことをやり込んだ人間には通じるかもしれない。

人が身体を把握する上でのフレームワークを外と内に分けて表現している。

外の典型はスポーツ。体育の授業の経験があるので、手足の筋肉を動かす感覚は誰にでも分かりやすい。運動神経の良い人はこの感覚が優れている。

一方、内の感覚というのは説明が難しい。ある程度の訓練を積むと、内臓などの身体の深部を筋肉的に動かせる様になるのだが、その感覚を指して言っている。

心臓の拍動なども変えられる様になるし、体温なども変えられる様になる。それで?という話なのだが、体温を上げられる様になると、ダイエットに便利です。何でも功利主義に回収されてしまうのが、現代の悲しさである。

しかし、人間の可能性として興味深いではないか。

そういえば、何年か前に、心臓を動かせる様になったので、得意になって人に見せびらかしていた。拍動を激しくするのも静かにするのも自由自在。そしたら、そのうちに小便が出なくなって死ぬかと思ったことがある。それで、懲りた。自律神経でコントロールしているものを意識的にいじくり回すのは良くない。

しかし、研究としては有意義だった。

人は認識しているものに対しては抵抗出来るのだが、認識していないものに対しては抵抗を思いつきさえしない。手品のタネはバラしてはいけないのだが、非常に便利なのだ。

具体的には、ボディビルダーみたいに筋肉ムキムキの方は、それで体を固めているので、普通の手技は通じない。ところが、大概は内の感覚など持ってはいないから、内側については動かしたい放題。症状の改善は容易い。

空手に応用すると、フルコンも長いと腹筋がタイヤみたいになっている。これを応用すると、それが布でも叩いたみたいな感触になる。当てるにはまた別の能力が必要で、これはかなり下手なのだが、威力だけは出る。腹を突いたら、背中が痛くなる。

先日、興味深かったのは、マニアックなヨガをされている方がいらしていて、内側を動かそうとしてもちっとも動かない。人は本能的に、他人から何かをされることに抵抗する。意地になってしがみつく。この方の場合は内の感覚があるので、抵抗されていた訳だ。

それでちょっと困ったのだが、普通はそういうことはないので、実におもしろい経験だった。結局、降伏して、お相手に強張っている部分を教えて、自分で力を抜いてもらったら、それで大分、症状は改善した。

人は自分で自分を救うしかないというオチなのだが、誰にも通じないかもしれない。

お休み

稽古事では、教える人間が生徒の天井になりやすい。

これは良くないのだが、よくあることなのだ。イメージを固定してしまうのが、本当にダメ。

教える方としても、そんなのはつまらないじゃない。自分の劣化コピーみたいなのを量産してどうするのだ。それよりは、見たことがないものを見てみたい。

先日、研究会でそんな話をしていた。大成功したらちゃんとタカリに行くので、軽く踏み台にして頂いて結構。チェーン展開したら、マンションをプレゼントして頂いても良いですよ。各自、奮闘を祈る。

年末年始、やたらに忙しかったので、これから伊豆で静養。車で向かいに来てくれるので、お前は女子かという状態で待機している。ドライバーの為に水とお菓子を買ってしまった。いっそサンドイッチでも作ろうか。

2018年1月11日 (木)

突発性難聴

角金で豚の角煮と大根の煮物を頼んだら、大根が4つ、豚肉が1つでなんだこりゃという風情。しかし、大根を口にしたら、これで十分だと思い直した。味が染みて、ちょっと旨過ぎる。

合宿から帰って来て、今頃、お正月気分。

伊勢湾近くの旅館に宿を借りて、朝の3時から山登り。正直、腰は重かったのだが、新しい型を教えて頂けるというので参加して来た。

剣術の型が3つ。居合の型が5つ。一度に習うと、頭から溢れてしまいそうで、東京へ戻ってからも身体に馴染ませる作業を続けている。

この数ヶ月、稽古に集中して、あまり書かなかった。内側へ向かう時期なのかもしれない。

開業以来、怠け者がよく働いたもので、ここら辺で自分の為に時間を使いたい。アウトプットばかりをしていると、スカスカになってカスも残らない。

そういえば、本を読んだり、映画を見たりが好きだったなんてことを思い出している。邦訳の止まった作家の最新刊の原書を買ってはみたのだが、積読も3ヶ月目。これもなんとかしたい。

仕事的には近頃、妙に難聴の方が多かった。興味深いのは、人によって可聴音域が異なるところ。高音が聴こえないという方もあれば、低音が聴こえないという方もいらっしゃる。

施術後、インターホンの音だけ聴こえる様になりましたなんて方もいらっしゃった。

いずれも、お体を拝見すると、冷えが要因となっている。年末から、急に寒くなり過ぎた為だ。リンパ関係の調整をすると、成績が良かった。左右の耳の音域を合わせるのがちょっと手間で、これには観察と技術が要る。

2018年1月 3日 (水)

抱負

酒を飲まねば夜は長く、人と会わねば間が持たず、温泉に入らねば弛まない。

それを人は老化と呼ぶ。

昨年の自分な訳だが、各方面へのアンテナ感度の鈍り具合が深刻。

本来、一人呆けているだけで幸せなはずなので、それを取り戻すことを今年の抱負としたい。

仕事的には、講座を充実させたい。来る人に合わせようとダイエットなり何なりやってはみたのだが、かえって自分のモチベーションが下がって休会状態。もう一度、自らの為に始めたい。

これから合宿が控えているので、まだ年は明けない。

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