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2018年1月17日 (水)

ヤモメとツバメ

月火と伊豆の下田へ出掛けた。

車で三時間ほどの距離だが、あちらはもう桜が蕾。不便なところにあるからか、観光客はまばら。ひなびた漁村で、ちょっとハワイなんぞに行っている場合ではないなという南の楽園。

年明けに伊勢へも出掛けたが、伊豆と似ている。太平洋沿岸の古い街で、臨海にも関わらず独特のこもった雰囲気がある。

夜は地元の飲み屋へ連れて行ってもらったのだが、そちらの大将は諸般の事情ありきの男ヤモメ。食べる前にそんな話を聞かされたら、味が変わってしまうじゃないかという。ところで、大将がヤモメなら、こちらは60代のマダムに連れて来て頂いているので、その佇まいはツバメ。

この大将がおもしろくて、客にイカソーメンを注文されて、それを出したら、お客さんからはこの透明なのは何ですかとのコメント。鮮度が落ちるから白くなるのであって、活きが良いのは色がない。食い物を分かっちゃいねえとのこと。

日本酒の黒龍を頼んだら、白龍もあるよと教えてもらった。知らなかったが、福井の酒ではあっても黒龍酒造ではなくて、永平寺近くの酒造で作られている酒だそうな。コクが強くて、白鷹みたいな味がする。

カウンターに、γ-GTP2000オーバーだという釣り人の男性がいて、ビール瓶15本を1人で空ける猛者。肝硬変も覚悟で、後は死ぬだけだから、いかに死ぬかだとのこと。一方、自分は酒に飲まれて、カウンターに突っ伏して、夢の中へ。

目が醒めたら、先生、臀部が痛えんだと始まるので、その場でちょいちょいと調整して、もう痛くはないでしょう?と、伊豆の夜はしっぽりと更けていった。

ナマコの刺身、焼いたサザエに金目鯛のカブト煮、サザエご飯にアカハタの素揚げと進んで、クサヤを食べた。炙ると、噂通りに生ゴミの臭いがする。これは敵わんなと思ったのだが、菌の違いで昔はもっと臭かったらしい。恐々と口に入れたら、旨みが凄い。これはお茶漬けにするべきだと決めつけて米と緑茶を頼んだら、白米が無いというので残念。

翌朝、起きてもクサヤの臭いがした。そういえば、帰りの車内ではクサヤの臭いなどしなかったのだが、昨夜、東京へ戻ってからマダムの施術を行ったら、またクサヤの臭いが漂うではないか。施術は発汗を促進するので、そうしたこともある。

下田東急に泊まったのだが、海に臨んだ露天風呂と地産地消のモーニングビュッフェが特徴。ビュッフェにワインが含まれるので、朝から使いものにならなくなった。ここのモーニングは凄い。ちょっとビックリ。

ハート形の洞窟が名物なので見物に行ったのだが、後で地元の方から、あそこは自殺の名所だから、土地の者はあまり行かないと教えられた。しまった。事前に良くない気を感じるとか何とか、のたまっておくべきだった。

帰路は天城越。どうにも3種は腹が減ると運転が荒くなって良くない。助手席で、舌打ちを50回は聞いただろうか。確かに、酷い道ではある。ほとんどが追い越し禁止車線で、前方にバスでもいたらそれで渋滞。それでも、晴天に恵まれて、富士山がよく見えた。ドライブ日和の天城越。のんびりした。

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