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2018年4月

2018年4月27日 (金)

栄養失調

あんまりな話のマクラだが、大の男も刑務所に入ると甘党になるそうである。

分かりたくもないのだが、分かってしまう。20代の前半に貧乏暮らしをしていた。食費をケチるとフラストレーションが溜まる。すると、手っ取り早いカロリーとして体が欲するのか、甘い物をやたらに食べたくなるのだ。

さて、一人暮らしの男性がいらして、鬱や神経症でお悩みだというケースがある。お体を拝見すると、端的に栄養失調ではないのかなということも多い。実は、とても多い。

消化器関係のツボや脊椎には元気がなく、肝臓だけが固く張っている。要するに、まともに食べてはいないが、砂糖だけは摂っている状態だ。また、背中には、ニキビが出来やすくなる。

そうでしょう?とお尋ねすると、どうして分かるのですかと不思議そうにされるのだが、自分もそうだったから分かるのだ。

対症療法として、米食をお薦めするのだが、それで良くなる場合もある。人の話に耳を貸す素直なタイプは、それで良くなる。

勿論、全ての原因が、食生活にあるという訳ではない。ただ、本当によくある話でね。ちなみに、痩せている方の偏頭痛にも、時々、それがある。これも栄養失調。ダイエットに力を入れ過ぎているのかもしれない。

2018年4月25日 (水)

姜尚中

友達が整体を受けに来ると、詐欺だと言われる。声まで違うではないかというのだが、それはみんな仕事の顔がある。

ところで、音楽関係の方にお越し頂く機会は多いのだが、みなさん、なんとなくやり取りの感覚が似ている。

最近、気が付いたのだが、話をしていても、声の意味ではなくて音程をお聴きになられている様な気がする。

これこれこういう理由で症状になっていますというご説明をしても通じなかったので、試しに、声質を変えて話してみたら、途端にうなずき出すではないか。説明の内容は同じことを繰り返しているのに、あら不思議。

自分の場合、地声で話すとかん高くて聴き取りにくい。何を言うかよりも、どう言うかだと、改めて思った次第。

話術が上手いのは、姜尚中。小さい声で間を空けてポツポツ話すので、ついつい耳を傾けてしまう。朝まで生テレビ型の大声でギャーギャー言うやり方は、かなり下手糞。まあ、周りがそうだから、彼は目立つ訳だが。

2018年4月24日 (火)

岸田屋

昨夜は勝どきへ出張。産後の方にご依頼頂いた。

そういえば、産後に骨盤を閉めてくださいとよく頼まれるのだが、むしろ、閉まり過ぎて、仙骨の可動性がなくなっていることの方が多い。椅子に座ると尾骨が当たるというご感想をよく伺うのだが、それも骨盤を調整するとほぼ一回で良くなる。

さて、せっかくあの辺りに行くので、もんじゃ焼きでも食べようかと検索したら、お店が多過ぎて分からない。

困った時は寺門ジモン先生頼りだと、「寺門ジモン 勝どき」で検索したら、出て来たお店が3つ。

モツ屋の「岸田屋」が気になった。『美味しんぼ』にも出て来る日本三大モツ屋なのだそうな。他の二店がどこかは知らないが。

場所は勝どき駅と月島駅の中間くらい、商店街にある店だ。所謂、角打ちで、コの字型のカウンターが満席だった。イワシの煮つけ、肉豆腐、モツの煮込み、なめこ汁を頼んだ。確かに、旨い。甘っ辛い味付けで江戸の味という感じだった。

2018年4月23日 (月)

因果

肘が抜けた人がいらしていて、初回は腕が腫れあがっていて、大層、気の毒だった。

やることはあまり普段と変わらない。反応部位を探すとお腹だったので、お腹をしんねりむっつり調整させて頂いた。腕自体はほとんどやらない。

すると、腫れが引いていくので、その様子はおもしろいものだ。状態的に、糖分を摂ると腫れそうなので、それはしつこくお伝えさせて頂いた。いっそ食べないくらいで良い。

肘=腹と覚えると、サッパリ役には立たない。他のトラブルであっても、それがどこから来ているのかを徹底して調べる。この方の場合は、お腹が要因だった。原因と結果を厳密に区別する。

多くの人は結果を相手にして、原因を見ない。だから、例えば、鼻にトラブルがあると鼻しか見ない。花粉症で粘膜を焼く様な手術があるけれど、そんなの原始医療みたいなものだ。

この仕事をしていると、人体観が変わる。世間では周知されていない身体のメカニズムに則っているからだ。手技は古典の様に捉えられるが、やる側としては、最先端の研究をやっているという自意識を持っている。

2018年4月21日 (土)

「汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告

ナショナルジオグラフィックのweb版に、「汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告との記事。

欧米の研究なのでサウナを念頭に置いているのだが、サウナの入浴後の汗を調べても、有意な有害物質が検出されなかったというのが、記事の内容。

実際、どうなのだろうか。ちょっと異議がある。

サウナの室内にいる時の体の状態を観察すると、リンパが非常に緊張することが分かる。それは脾臓の辺りが顕著だ。サウナ室から出ると弛緩するので、その緩急によって、リンパの流れが良くなる。

そして、リンパを刺激すると、多くの場合、下痢になる。それは施術での話なのだが、サウナでも同様に排泄が促進されるのではないか。

だから、サウナに入浴した後の汗ではなくて、便の状態を調べたら、またおもしろい研究結果が得られるのではあるまいか。

発汗の機能自体は、どうだろうか。例えば、糖尿病でお酒をお飲みになられる方は、汗からお酒の香りがしたりするけれどね。体温調整の為だけに発汗しているのではなくて、デトックスの経路になっている様に見えるが。

2018年4月20日 (金)

横隔膜

しばらく前の話。お子さんが、手で目を擦って、眼が開かなくなったというご相談。

親御さんは、白目が泡立ってました。目が見えなくなったらどうしようと慌てて、頭に気が上りきっている。

無理もないのだが、そうした状況では、お子さんはますます落ち着かない。それで、何とかするから、ちょっとあっちに行っててもらえませんかとご案内をさせて頂いた。必要なだけで、意地悪で言っている訳ではない。

そうしたら、3分も経たないうちにお子さんの眼は空いた。見える?と訊いたら、見えるというので、それでお終い。翌朝にはすっかり元に戻っていたそうな。

お子さんは親御さんの影響を受けやすいので、お子さんのコンディションが悪く見えたとしても、子どものコントロールなど利かないから、まずは自分のコンディションを整えると楽かもしれない。

施術者にしてもそうで、この状況では技術もへったくれもない。クソ度胸だけが頼り。来ている人が慌てているからといって、それに引きづられて自分まで慌てたら、それで詰む。

精神は横隔膜なので、それを鍛える必要がある。深息法を一日に百回くらいやると良いのです。自分も下手を打つのは嫌なので、いつもやっている。

根本敬

昨日は仁松庵で、C先生ご夫妻と弁護士の先生とで昼食。

マンションをくださるというお話は伺っていたのだが、まさか冗談ではなかったとは。ちょっと驚いた。飽きたら、東南アジア辺りで怪しい日本人でもやりながら消えていこうと思っていたのだが、人生設計を考え直すべきかもしれない。

そういえば、どうして整体を仕事にしたのですかとお尋ね頂いた。まあ、よく訊かれる。これは後付けの理論武装みたいなものだが、子どもの頃は多動症気味の学習障害児だった。水泳をやってから落ち着いたので、人間は身体次第だと考える様になったのだ。ある種の人間機械論。

それで、大型書店で、ヨガや気功の本を立ち読みする様な渋い子どもだったのだが、その流れで整体も知った。小遣いで白隠の『夜船閑話』とか買ってたよ。上京して整体を習い始めたのだが、気がついてみたらというのが正直なところ。

振り返ってみると、オウム真理教事件の影響は少なくないかもしれない。あの事件は、自分が15歳の時だった。いやね、大型書店で立ち読みをしていて、あら、いけないことをしているのだろうかと、成人指定コーナーでもないのに、後ろめたい気持ちになったものだ。

上京当時の1999年。都内では事件絡みの講演会が頻繁に開催されていたので、よく足を運んだ。慎重な性格なので、フォースのダークサイドというか、興味の対象が本当に安全なのかを確かめに行ったのだ。色んな感想はあるのだが、言わぬが花というものだろう。

傑作だったのは、千歳烏山のホールで開催された川西杏とオウム信者の対談。彼が、あんな人は止めて私を信じなさいというので、腹を抱えて大笑いした。

2018年4月18日 (水)

歯の栄養失調

お子さんに吹き出物が出来たというので、ちょっと調整したら、それで小さくなった。

短時間で変わるものですねとおっしゃるので、iPhoneの様な男を目指していますとコメントさせて頂いた。多機能でありたい、という意味だ。整体で出来ることは想像以上に幅広い。

なかなか難しいのは、この類のことは、言葉では伝わらない点だ。説明すればするほど疑似科学にしかならないのでありまして、実際にやってみて、さあ、どうだというところで勝負をしている。それが、おもしろい。

そういえば、2か月ほど前に、ウェスティンホテルのビュッフェに出掛けた。ここはデザートが旨いので、女性向けだ。飲み助なら、帝国ホテルのビュッフェでドリンクバーを頼むのが良い。その帰り道に友達から、歯が透けてないか?と言われた。

鏡を見たら確かにそうだった。なんだかエナメル質っぽい感じが際立って、青白く透けて見えるではないか。強いて言うなら、歯の栄養失調という感じ。そんな概念があるのかは知らないが。

それで、これまた色々やってみたのだが、二ヶ月掛けて、色を戻した。白くなったのだ。まだメカニズムは分からないので、結果だけは出せるという段階なのだが、結果についてはかなりのご自慢。普通は手技でそんなことは出来ないし、そもそも出来るという発想も浮かばないだろう。今度、奴に見せてやろう。ホワイトニングした?で話が終わりそうな気もする。

人にもやってみたのだが、副産物で歯の噛み合わせに効果的なことが分かった。以前は頭蓋骨や顎を調整して合わせていたので、手間が大変だった。それに比べるとイージーモードとさえ言える。

だんごっ鼻

先日の帰省の折、母親が、昔は男前だったのに見る影がないとのあんまりなコメント。

その昔というのは何時頃ですか?とお尋ねしたら、二十歳くらいだというので、オッサンを捉まえて何を言うんだと鼻で笑った。しかし、だんごっ鼻になってないかい?と、やたらにディテールを細かく言うので、それは気になった。

鏡を見たら、確かにそうだ。それで、何とかしようと、体を調べてみた。鼻を高くするのは普段もやっているのだが、だんごっ鼻的なディテールへの対応の準備はなかった。

しんねりむっつりやってみたのだが、結論からいうと、心臓と肛門だ。整体では心臓にトラブルがあると、痔になりやすいと説く。これは実際にそうで、例えば、ニコチンの強いタバコを吸っている人は、心臓に負担が掛かるし、同時に、肛門が開き気味になる。

さて、痔の調整に使うのは、左足の小指。切れ痔だと第一関節に外側に硬結といって、ガラスを砕いたみたいな感触のシコリが出来るし、イボ痔だと第二関節の外側に同様のものが出来る。更に、軽い尿道炎の痛みも、左足の小指を引っ張ると改善しやすい。

まず左足の小指を引っ張ってみたのだが、縮こまっていてやたらに痛い。裏側が縮むので、そこが伸びる様に補助的な調整を加えつつ、しばらくやって、鏡を見たら、鼻の先端が締まっていた。鼻高々。

2018年4月17日 (火)

青い眼のサムライ

先日、海外からのお客様。ご紹介でお越し頂いた。

何年か前、英語を教えてもらう代わりに、整体を教えるというバーターで募集を掛けたことがある。空手の昔の稽古仲間にご応募を頂いて、何回か英語で整体をレッスンした。その経験が、やっと役に立った。

仰向けはFace up. で、うつ伏せはFace down.、体の右を上にして寝るのはFace right. という感じ。You become a steel man. が発音の問題で、なかなか通じなかった。Perfect Seiza stile. は通じた。

そういえば、一昨年、アメリカの西海岸に出掛けて、英語を喋れるという基準が、かなり下がった。現地はスペイン系が多いという背景もある。

武術の合宿だったのだが、現地でアメリカ人と親しくなった。意志疎通は簡単。砂漠で、サボテンの針をサボテンに刺して遊んでいたら、そのアメリカ人男性が、私は悲しいと言っているのはよく分かった。いや、あちらのサボテンは品種が違うのか、ジーンズを貫通するくらいに針が鋭いのだ。そりゃあ、サボテンに刺してみるだろう。

みんなが稽古をしている中で、サボテンの果実を齧っていたら、ちょっと心配をされてしまったのだが、こちらの方が年上で先輩だ。しかし、残念ながら、剣術は彼の方が上手かった。

2018年4月16日 (月)

肉体労働

今日はキングサーモンの西京焼き。ここのところ、気が付いたら、サーモンばかり食べている。米と緑茶を用意してもらって、お茶漬けでシメ。

土日がやたらに忙しかったので、今日はお腹が空いた。時々、スピリチュアル的な意味で、もらいませんか?とお尋ね頂くのだが、それはノンビリした話で、普通に肉体的に疲れる。

肉体労働者なのです。背中は筋肉が付き過ぎて、起立筋が骨みたいに固くなっている。

ついでに、ポパイ的な意味で、年々、前腕が太くなっている。これは工事現場に行けば分かるけれど、道具を使う職人は前腕が発達している。整体は道具を使わないけれど、手仕事をしているうちに自然とそうなった。

そういえば、昔、畳職人の手伝いをしたことがあるけれど、あれほど見事な前腕は見たことがない。力こぶではダメなのだ。畳は重たいので、腕力頼りでは仕事にならないのだが、力を抜いているうちに前腕が発達する。

よく力を抜けというけれど、そうした体の感覚が大切だという意味であって、大概、言っている本人は筋肉ムキムキだったりもする。

2018年4月15日 (日)

春の体調不良

なんだかやたらにお腹の固い方が多い。

来週、再来週辺りに、症状として表面化して来るだろうと見当をつけている。

お腹が固くなる原因を考えると、これは分かりやすく天候のせいだ。場所によっては桜が咲いた後に雪が降る様な状態で、体がついていかない。

声が出なくなるというご相談も複数あったし、眩暈や頭痛も多かった。まだ花粉症症状も落ち着かないし、春に悪化するアトピーも、例年だとそろそろ沈静に向かうはずなのだが、今年はしつこい。

来る方の体から判断するに、来週、再来週辺りから、首が痛いというご相談が増えるだろうか。今のうちに、首が痛くとも、それはお腹の疲れが原因だと書いておこう。

今の時期に体調が悪い方には、断食がお薦め。24時間、抜く。朝抜いて、昼食べて、夜抜いても効果は薄いかもしれない。しっかり24時間抜くと、断食明けの最初の食事をとった後に、水下痢をしやすい。デトックスの下痢だ。

消化は内臓のリソースをかなり取るので、断食をして内臓を休ませると、そのリソースが排泄に回る。断食中も水は沢山飲む。どうしても食べたくなったら、ピーナッツくらいは可というのが自分のやり方。

整体を学んでいたら、お腹を調整してしまって、断食の出番はないかもしれない。お臍の周りに、コリの親玉である硬結が見つかるだろう。

2018年4月13日 (金)

アイン・ランド『水源』『肩をすくめるアトラス』

今日のお昼も居酒屋のサーモンカマ。昨日、見たお姉さんの腕はすっかり良くなったそうだ。

彼女が湿布とか電気とか、ちっとも効かないけれど、アレはお金儲けなのかしらと言うので、ちょっと自分のテーマに触れてしまった。

金儲けならまだ良いのだけど、事実はもっと悲惨。善かれと思って、親切でやっている。地獄への道は自らを疑わない善人が作っているんだと、普段はろくに口も利かないのに演説をしてしまった。お昼で素面である。

さて、アイン・ランドの『水源』は上記をテーマにした小説。舞台は20世紀初頭のアメリカの建設業界。ヨーロッパコンプレックス丸出しのロココ調建築が流行る中で、コンクリートの機能性住宅の優位性を説いたハワード・ロークは次第に孤立していく、そんな中で・・・というのが話の筋。20代の中頃に読んで、感銘を受けた。

ただ、次作の『肩をすくめるアトラス』を読んで失望した。ただのファシズム小説ではないか。似た様な状況の中、登場人物みんなでストライキをして、消費者が困ったところに再登場するんだけど、可愛げがなさ過ぎ。空いた穴は他の人が埋めるだけであって、そこまで君たちに関心ないよというか。登場人物が選民思想の裏返しの部落意識で凝り固まっていて、『水源』にあった志をサッパリ見い出せなかった。

そんな訳で、悪い癖が出たなと反省して書いている。

2018年4月12日 (木)

機能の亢進と低下

いつも行く居酒屋でサーモンのカマを頼んだら、お姉さんが腕に包帯を巻いている。

どうしたの?と尋ねたら、腱鞘炎だという。パッと見たら首がおかしかったので、突っ立ったままその場で調整したら、すぐに腕は楽になったそうだ。

2分もかからない。それで、これが本来の姿だよなあと感慨深いものがあった。なんというか、デチューンしてやっている様な気がする。どうして眼で見て分かるものをわざわざ手で調べ直しているのだろうか。

どうしてもこうしてもなく、正確さを求めるのなら、手で調べる必要がある訳だ。ただ、眼で見つけると速い。正確さは手、速度では眼に観察の優位がある。

手でやる観察は、割と誰にでも出来るのだ。手で分からないとしたら、それはただの訓練不足。実は、眼が難しい。自分も苦手だったので、苦労した。

修業時代は二子玉川に住んでいたので、高島屋のソファに座って、歩いている人をよく眺めたものだ。あそこのソファはゴージャスなので、読書に最適なのだ。

訓練の仕方は、歩いている人を眺めて、まず動きの焦点になっている部位を見つける。頭から突っ込む様にして歩いたり、やたらに肩でリズムを取ったみたりといった具合。次に、動きのない、機能していない部位があるので、それを見つける。

機能の亢進と低下の区別がついたら、大体の施術には間に合う。亢進部位に症状は出るし、低下部位に原因がある。

古川愛哲『教科書には載らない日本史の秘密』

古川愛哲『教科書には載らない日本史の秘密』を読むと、江戸城内で正坐が正式な座り方になったのは、八代将軍の吉宗の時代だという。それまでは、胡坐か片膝立てで座っていたそうな。

昔から日本人は正坐をしていたかの様なイメージがあるけれど、この本によるとそうでもないらしい。

また、現代の工業製品の畳は固いが、イグサを編んだ手作りの畳はフカフカに柔らかいとも紹介されていた。正坐はそうした柔らかい畳を前提にしている。

さて、整体を学ぶと、まず正坐で苦労をする。まあ、長時間、正坐なのだ。仕事にすると、下手をしたら一日中、正座をしている。だから、新しいズボンをおろしても、一月もしないうちに膝が抜ける。

なかなか辛い姿勢なのだが、体系が編集されたのが戦前なので、当時の生活習慣が前提になっている。

デメリットを並べてみたが、一方、メリットは正坐の発展形としての蹲踞も含めると、足指や脚の力を使いやすいところだ。経験がないと正坐をただの形式として感じるが、慣れるとそれなりに合理的な格好だということが分かる。居合などをやっても、よく分かる。

逆に、個人としてのメリットを見つけられないのが、体育座り。実に動きにくい。子どもを並べて体育座りをさせるのは、管理教育の最たるもので。

ちなみに、正坐で足が痺れた際には、一旦、立って、足裏を畳に擦る様にしながら後退すると、痺れはすぐに抜ける。

2018年4月11日 (水)

タイムスリップ

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昨年、郊外にあるモツ焼き屋で撮影。食べ物の写真よりも、こうした写真の方が趣深く感じる。完全に昭和。

ところで、旅とは、しばしば地理の移動ではなくて、時間の移動である。

昨日まで郷里の石川県に帰省していたのだが、やはり首都圏とは時の流れに違いを感じる。道行く高校生の雰囲気や人と話してみての価値観などの細かいところで、そうだ。主観的には20年くらいの感覚差がある。

以前、ドバイに赴任していた方から、現地の様子を伺ったことがある。トイレは日本よりも綺麗。子守をフィリピンからの移民に任せて夫婦はショッピングモールで過ごす。大卒の初任給が50万円。建設ラッシュで住所は意味をなさないので、郵便物は待ち合わせて受け取るのだそうだ。そして、イスラム教。女性たちはヒジャブのデザインに凝るそうだ。砂漠の中に高層ビルがそびえ立つ姿を想像すると、フィリップ・K・ディックの描く未来都市の様だ。

過去と未来のどちらにタイムスリップしたいだろうか。

2018年4月 6日 (金)

体を読み解く

水曜日は佐々木先生の講座。

盛り沢山の内容だったが、膵臓の負担を見つける方法が一番の値打ちものだろう。民間療法を取り入れた、どこぞの大学で教えている方法だそうな。生活がアレなもので、自分でついつい試してしまう。

整体には、観察が7割という教えがある。骨格には意味があるので、それを読み取る為の訓練をするのだ。

前提として、骨自体に動く仕組みはない。筋肉や内臓の働きの影響を受けて、骨も動く訳だ。

だから、例えば、呼吸器の働きが小さいと、肺を覆っている肋骨の動きも小さくなる。骨格を見て、表れているものの意味を捉まえる必要がある。

意味が分かると、人間の体はおもしろくなる。肩が高さや足首の太さ一つを取っても、それぞれに意味があり、その機能を正すことは、そのまま身体の生理運動を正すことになる。

2018年4月 4日 (水)

少年老い易く学成り難し

昨夜は下田のマダムに連れられて、新宿のバーへ。彼女が若い頃から通っているお店だそうで、いつも職場からタクシーで乗り付けて来ていたそうな。電車なんか乗ったことがないとおっしゃるのだが、そんなアーバンな暮らしはしたことがないな。

マスターに紹介されたので、ツバメですと挨拶したら、昔から彼女は才能のある若者が好きでしたよと返されてしまった。相手の方が一枚上手。しかし、ウィリアム・ホールデン、グロリア・スワンソンごっこというか、そのうちに、背中から銃で撃たれて、プールに浮かぶのではないか。

今日は所用があり、日吉へ出掛けた。ついでに、芳田さんの施術所に立ち寄ってピンポンダッシュ。ドア越しに税務署の方から来ましたと声を掛けたら、固まっていたのでおもしろかった。しばらく前まで弟子入りしていたが、今では独り立ちして立派にやっている。

慶応大学の学食へ向かったら、丁度、サークル勧誘の時期らしく、キャンバスは学生で溢れかえっていた。ステージでは軽音部がビートルズを弾いていた。無駄にキラキラしていて、眩しさに眼が潰れるところだった。不審者はヒレカツカレーを食べて、一人帰った。

2018年4月 3日 (火)

ワーカーホリック

たまに誤解をされるのだが、健康オタクでは全くないな。

むしろ、飲み過ぎたから、肝臓でも押さえておくかみたいなスタンス。

生活の為の健康であって、健康の為の生活ではない。なるべく好きにしていたいので、その為に整体も使う。

自由になる為のもので、かえって不自由になってどうする。それなら、やらない方がマシ。

ただ、現実には、自由はないけれど、どんな形の不自由かを選ぶ自由はある、みたいなオチになりやすい。ほら、結婚相手とか。

そういえば、フランス住まいの友達に話を聞くと、確かにみんな好きにしているんだけど、何かボリボリ齧っているなとよく見たら、向精神薬だったりするそうな。

好きにしろ言われると、かえって困るという皮肉な話でもある。意外に、自分の欲望が分からない。やりたいことが、実はない。

最近、ワーカーホリックの自覚がある。せっかくの休みにわざわざこんなことを書いている自分も、既にそうなっているのかもしれない。

PMS

3月は薬が合わなくて、というご相談が相次いだ。

やることは中毒のやり方。胸椎の978のショックをしてから、肝臓を押さえる。後で水を飲んでくださいねというご案内になりやすい。そして、下痢でもしたら、それで抜ける。

状態が良くないと、右足の人差し指と中指の指骨間が狭くなっていて、押さえると痛い。これは典型的な中毒の状態を示していて、酒が体のキャパを越えていたりすると、やっぱり痛い。

ところで、傾向として薬嫌いの方がお越しになりやすいのだが、ステロイドを嫌がる方が多い。肝臓の感触を見ると、独特の水気のない感じに固くなるので、負担が大きいのは間違いがない。

ただ、もっと負担が大きいのはピルだという感想もある。肝臓の固さが、ステロイドよりも余程だからだ。

PMSが重くて、常用している方もいらっしゃるのだが、使わないで済むものなら、アレはあんまり使わない方が良い。

じゃあ、PMSはどうするんだ?という話なのだが、月経予定日の四日くらい前から、眼球を蒸しタオルなり、ドラッグストアの便利グッズなりで温めると楽になるかもしれない。

素っ頓狂だが、睾丸・卵巣と眼球は意外と繋がりが深い。施術でも、PMSの場合は、眼精疲労を調整するのが定石。それで結構、効く。

他には三陰交だ何だと、言い出したらキリはないのだが、端的にはスマフォとパソコンの使用時間を減らしたら、マシになるはず。

また、蒸しタオルなどを使う場合、かなりやらないと効果は望めないかもしれない。そんなにイージーではない。

2018年4月 1日 (日)

休業のお知らせ

4/8(日)〜4/10(火)までお休みにさせて頂きます。4/11(水)から営業しております。

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