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2018年4月13日 (金)

アイン・ランド『水源』『肩をすくめるアトラス』

今日のお昼も居酒屋のサーモンカマ。昨日、見たお姉さんの腕はすっかり良くなったそうだ。

彼女が湿布とか電気とか、ちっとも効かないけれど、アレはお金儲けなのかしらと言うので、ちょっと自分のテーマに触れてしまった。

金儲けならまだ良いのだけど、事実はもっと悲惨。善かれと思って、親切でやっている。地獄への道は自らを疑わない善人が作っているんだと、普段はろくに口も利かないのに演説をしてしまった。お昼で素面である。

さて、アイン・ランドの『水源』は上記をテーマにした小説。舞台は20世紀初頭のアメリカの建設業界。ヨーロッパコンプレックス丸出しのロココ調建築が流行る中で、コンクリートの機能性住宅の優位性を説いたハワード・ロークは次第に孤立していく、そんな中で・・・というのが話の筋。20代の中頃に読んで、感銘を受けた。

ただ、次作の『肩をすくめるアトラス』を読んで失望した。ただのファシズム小説ではないか。似た様な状況の中、登場人物みんなでストライキをして、消費者が困ったところに再登場するんだけど、可愛げがなさ過ぎ。空いた穴は他の人が埋めるだけであって、そこまで君たちに関心ないよというか。登場人物が選民思想の裏返しの部落意識で凝り固まっていて、『水源』にあった志をサッパリ見い出せなかった。

そんな訳で、悪い癖が出たなと反省して書いている。

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