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2018年6月 2日 (土)

山師の戯言

90年代くらいまでは、まだカウンターカルチャーが成立した。構造が単純なので、仕事のストーリーラインのつくり方は楽に見える。

価値相対化が進んで、マーケティングが機能しなくなったと言われる様になって久しいのだが、その点、現代はテーマ設定が難しい。

それはクリエイティブ系の業界の話題に見えるけれど、実はボディワークの世界でも同じ。例えば、精神世界が流行らなくなった。端的に、カウンターカルチャーが退潮した為だろう。

開業して数年経った頃に、そんなことに頭を悩ましていた。人に話すと笑われるのだが、逆にテーマ設定もしないで、どうして仕事が出来るのか不思議。

その頃に決めたのは、カウンターカルチャーのカウンターは止めようということ。それはダサ過ぎる。

それで、新しいスタイルを2年ほど模索したのだが、結局、開き直って、街場の整体のイメージに乗っかって仕事をすることに決めた。後は、専門用語を排して、自分の話しかしないというルール。数年経ってみると、正解だった。

元々、ご紹介でいらっしゃる方がほとんどなのだ。ご相談の内容に応えられたら、それで良い。むしろ、ややこしい説明はノイズになっていたことがよく分かった。

個人の進退の話をそれだけ大袈裟にする辺り、完全に山師の戯言なのだが、時代精神みたいなものを掴みたいという話だった。いや、その中心がなくなったよねという話だったかもしれない。

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