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2018年11月

2018年11月30日 (金)

伊豆

月火とまた伊豆へ。都内も温かいが、尚、温かい。

夜は地元の居酒屋へ。クサヤを食べたが、旨みの塊という感じ。日本酒のツマミにそのまま頂いた。お茶漬けにする方が好みなのだが、それを言うのも野暮天の極みという雰囲気。それで、黒龍を頼んだ。そういえば、黒龍は有名だが、白龍というのがあったので、前回はそれを頼んだ。でも、黒龍の方が旨いな。

今回も東急ホテルに泊まった。朝食のビュッフェが名物なのだが、確かに評判になるだけのことはある。レストランで上品な母娘を見掛けた。背筋が綺麗に伸びているので目を惹いたのだが、30分ほど経つと背中が丸くなっていた。沢山食べると、お腹が張って背が丸くなる。自分もそうで、食べ過ぎた。

そのまま金谷旅館の千人風呂へ。プールくらいのサイズの総檜風呂だ。地元の人に話を聞くと、昔はここで水泳の授業をしたらしい。東京は黒湯が中心だが、あれは塩気が強くて、酒を抜くには良いが、疲れを取る湯質ではないなと感じる。その点、箱根は良いし、伊豆のお湯も同系統に感じられる。都内では志らくの湯がそうなので、重宝している。

今回は電車で移動したのだが、帰りの駅で、下校する高校生の集団に遭遇した。自分は石川と東京の暮らししか知らないが、伊豆で暮らすのはどの様なリアリティだろうか。食べ物は旨く、古い街で良いところだが、独特の閉塞感がある。進学では東京へ出て、そのまま戻らない人も多いのだろうか。地元に仕事がない、というのは深刻。石川の場合、県外からの出戻り組は役所と銀行に就職する人ばかりなり。鮭の如く、不思議と戻る人は多い。

帰りに、旅の道連れから、整体を勉強して仕事にしたいという趣旨の話を伺う。ある程度の大きさの会社を経営していた方なので、貴方の様な方にとっては、職人は成るものではなくて、雇うものでしょうとコメント。隣の芝は青く見えるもので、自分などには逆立ちしてもそんなことは出来っこない。能力と志向の一致を幸福と呼ぶ様な気もするね。しかし、同業者とは、人材確保が課題としてしばしば話題になる。業種的に、資本の要らない仕事だから、自信のある人は独立してしまう。帯に短し襷に長し、という結果になりやすいのだ。

2018年11月24日 (土)

仕事上の諸々

修業時代、高名な整体師の施術を受けていていた方から、施術が合わなかったねと言われたという話を聞いたことがある。その時はただボンヤリと聞いたのだが、仕事にする様になってから、凄い台詞だということが分かった。なかなかそんな事は言えないのだ。

仕事上、決めているルールとして、症状のご相談を受けて、3回続けてやっても目立った変化のない場合は、こちらからはもうお薦めしないということがある。力不足ですみませんでしたということだ。

同時に、改善に年数が必要なご相談があるのも確かだ。例えば、交通事故の後遺症で苦しんでいた方の様なケース。毎週、通われて、薄皮を剥ぐ様にして少しづつ体が変わり、5年くらいでほぼ良くなった。時間を掛けて良くなるものかどうか、その判断も重要でまた難しい。

最近は自分の手には負えないご相談については、なるべく早めに判断してお伝えする様に気を付けている。代表的なのは、職場や家庭の事情によるストレス性の症状。そういえば、坐骨神経痛にお悩みの方から、原因が分かりました、夫原病でしたと伺って、離婚するなり良くなったのはお見事だったなあ。けれど、転職したらとか離婚したらとか、傍目には明らかだったとしても、簡単には言えないじゃない。僕と相手との関係性にもよるけれど。

逆に、食べ物などのコントロールしやすいものについては、積極的にお薦めさせて頂く。食養生がビックリするくらいに効果的なのは、アトピーのご相談。

断然、断食がお薦めだ。それも、何日も抜く様な激しいものではなくて、毎週、一日だけの断食を数ヶ月続ける、継続的な断食がお薦め。アトピーでお悩みの方には下痢をしない体質の方が多いのだが、これを行うと下痢をしてお肌も綺麗になる方が多い。その上で施術を行ったら、効果も出る。手技療法者としては悔しいのだが、施術だけでは手も足も出なかった。

やり方は24時間、固形物を取らない。水は沢山飲む。夜に始めると、翌日の夜食は食べられるので楽だ。どうしても食べたい場合は、コンビニの一袋298円サイズのナッツ類を上限として可とするのだが、それも食べない方が良い。また、注意として、断食だと復食が細かく言われる場合があるのだが、それは長期の断食には必要かもしれないけれど、1日くらいの断食には考える必要はない。好きなものを食べてください。断食明けの最初の食事の後に水下痢をしました、というご報告を頂く機会が多い。

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マークシート式の性格診断テストなのだが、これが結構、おもしろい。

自分のエニアグラム

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基本的なエニアグラムに加えて、タケノコ剥ぎ的に追加料金を払うと、より詳細な分析結果が分かる。よく出来た仕組みで、まんまと払ってしまった。

追加料金を支払って受けるアドバイスによると、性格的な特徴として顕著なのは「10万人中11位くらいの日本超トップクラスの共感能力の低さ」だそうです。高さではなくて、低さかよという。周囲の人からは、周りに全く流されない人に見えるでしょうが、人の気持ちが分からないので、気を付けましょう、という内容が続いた。

恋愛面でのアドバイスでは、黙っているとミステリアスに見えるので、不用意に喋らない方が良いですという内容で、笑ってしまった。実際、よく言われるのだ。ゲンズブールだったか、誤解によって付き合い、理解によって離れるとはよく言ったものですな。

どうして会ったこともないのに、普段から人に言われることが分かるのだろうか。AIによって、仕事がどんどん減っていくと言われているのだが、この手のジャンルにおいてもそうかもしれない。普段、施術をしていても、体癖を教えてくださいみたいなリクエストを受ける機会もあるのだが、こんなに気の利いたことはとてもじゃないが言えませんよ。

2018年11月23日 (金)

石田煙管

施術所のカーテンをニトリで新調した。窓が大きいので、丈足らず。20cmほど空いていて、方々から、それが気になると指摘されていた。

大概、身の回りのものには無頓着だ。そういえば、施術所の表札も適当にネットで注文したものだったのだが、ある日、玄関前からゴソゴソと音がする。ほどなくしてドアが開き、アレ、ダサいから、変えておいたわよとの一言。ウチに通われているデザイナーの方だった。

しかし、禁断の扉を開けてしまったかもしれない。ネットで見掛けて、衝動買いをしてしまった。石田茂さんの八久保・純銀竹節形延べ煙管。ジュエリーデザイナーが純銀の玉から鍛造してつくった品。美しい。一昨日に届いて、布で不必要なくらいに磨いている。

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元来、物欲には乏しく、例えば、スニーカーなどを集める人の気持ちがさっぱり分からなかったのだが、うっかりするとコレクションを始めてしまいそうだ。コレとかアレとか欲しい。

ヤフオクを見ると、明治時代のものが捨て値みたいな価格で売られている。喫煙は廃棄されつつある文化なので、逆にありがたい。良いものが、安く買える訳だ。これは買い集めるチャンス。その財源をどうしようかというのが悩み。

整体も自分にとってはそうした類のもの。他人にさせておくのは勿体ない。

2018年11月16日 (金)

風邪

久しぶりに風邪を引いて発熱。一晩寝たら、大分良くなった。体操三昧の若い頃は、半日で経過していたので、体が鈍くなったものだ。いちいちマッチョになることもないだろうとも思うが。

ウィルスを否定出来るはずもないのだが、臓器の疲れが溜まると風邪を引く。むしろ、ウィルスなどそこいら中にあるので、疲れているとそれがトリガーになるというか。外部環境よりも内部環境を極大解釈して、対処も行う。

今回は胃の風邪だ。食欲がなくなり、発熱、熱が下がると鼻声になり、鼻水と下痢が出て、ほぼ抜けた。胃を休めた方が良いので、食事は抜いた。胃経の三里が張るので、せっせと手入れをして、胃を押さえた。まだ食べない方が良いな。

しかし、大昔は産褥死が多かった訳だが、それはシーツやら何やらを消毒したら、劇的に改善したという当たり前の歴史がある。あまり内部環境云々の話を振り回したら誤解の元だなあという気もするのだが、自分のリアリティなのも間違いはない。各論賛成、総論反対というもので。

風邪の前後、最中には、胸椎5番が飛び出る。整体では発汗中枢の場所としているのだが、大酒飲みの胸椎5番はいつも飛び出ている。カイロプラクティックでは5番を肝臓と説くが、一考の必要がありそうだ。

2018年11月 8日 (木)

食べ疲れ

いつもの様に昼ご飯を食べに角金へ向かっていたら、通りの向こうから、近所で不動産を経営しているTさん(50代)が携帯電話を片手に歩いて来るのを見掛けた。

ゴツい体をアロハシャツに包み、頭はリーゼント風味の角刈り、西郷隆盛みたいな大きな目をしていて、一見すると筋モノである。会釈をして通り過ぎようとしたら、空いてる方の手で掌を握って来て、耳元で逃がさないよと囁くのであった。しばしば物件の案内を頂くのだ。

先々週、マリクレール歯科で小火が出て、消防車が駆けつける騒ぎとなった狭い通りなのだが、今日は中年男性2人が手を繋ぐ非常事態となった。電話を終えたTさんとしばらく立ち話をしたのだが、お腹がいっぱいになってしまって、そのままお昼は抜いて、モリバコーヒーでお茶することにした。

しかし、Tさんとの付き合いで色々と学んだ様な気がする。ウチに来ている右翼のオジサンが政治の話をしようとするので、それには一切応えないで、背中を抱いて会いたかったですよと済ませる様な高度なテクニックはTさんから学んだ様な気がする。

そういえば、昨日、いらした方が、お弟子さんの芳田先生のところに行きましたとおっしゃるので、どうでした?とお尋ねしたら、書生さんの様な佇まいですねとお答えになられた。アレ?開業した頃は自分が書生さんみたいですねとよく言われて、内心では気に入っていたのだ。それで、私もよく言われたものですよとお返事をしたら、先生はゴツいので別のジャンルですと言われてしまったのであった。自己イメージがおかしいらしい。

人は結構、若い頃の記憶で行動するので、現実にそぐわない場合がある。例えば、食事。ビュッフェなどに行くと、もう若い頃の三分の一くらいしか食べられないことが分かる。しばしば施術を受けにいらっしゃる方に、食べ物の量が負担になっていますとご案内をさせて頂くのだが、案外に肩凝り等の原因になるのだ。

そうしたら、昔と食べる量は変わりませんというお返事を頂く機会が多い。もうご自分で答えをお出しになられているではないですかという話。ちなみに、食べ物の量が負担になっていると、胸椎6番から10番辺りまで、肩甲骨の間くらいの脊椎の動きがなくなる。いずれの脊椎も消化器の働きをコントロールしている。

2018年11月 1日 (木)

脊椎

背骨は24個の脊椎が鎖の様に連なって構成されている。その内訳は頸椎が7、胸椎が12、腰椎が5。頸椎には神経叢が8つあり、頸椎が8つある人を見たことがある。

指で触れて、その善し悪しを見る。熟練すると時にレントゲンに優る。脊椎からは自律神経が分布し、手足や内臓の働きをコントロールしている。脊椎上の棘突起はその状態を伝える。

軽く押して鋭く痛むのを過敏痛、圧して鈍く痛むのを圧痛と呼ぶ。圧痛、過敏痛よりも尚、悪し。脊椎に限らず、感覚の鋭敏なるを以って善しとする。肩こりを感じないまま頭痛に悩むよりも、肩こりを正常に感じる体の方が善し。

俗に背骨の歪みと言うが、歯並びみたいなものである。ただ、歯列よりも、その調整は容易。背骨や骨格を手を用いて調整する技術を手技と呼ぶ。

脊椎を調整する手技、数多。その第一は整圧。物理的な力よりも、呼吸に伴う人体の反射作用を利用する。吐くと弛み、吸うと緊まる。それを制する技術を磨く。指の力を用いず、全身の活用を学ぶ。

脊椎を整えると、内臓諸機能、手足の運動機能は自ずから最適化される。その反応は速やかであり、発熱や腰痛が急速に鎮まることもある。また、この逆に、脊椎と繋がっている手足、内臓を調整すると、脊椎もまた調整される因果、現代医学の水準を越える知見に相違ない。

よく整えられた背骨は、脊椎の一つ一つに粒だった弾力があり、その姿は真珠が並んでいる様である。

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