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2018年12月19日 (水)

宮崎哲也『仏教教理問答』

宮崎哲也『仏教教理問答』を読んだ。サンガ誌での対談をまとめたものだ。

仏教の教養がないので、この本が想定している読者ではないのだが、門外漢にも興味深い内容だった。プロレスでいうと、セメントだったからだ。

オウム事件があったにも関わらず、その後に宗教へ行ったのはなぜですか?とか、死刑賛成派の僧と議論を行ったりするのでスリリングだったのだ。

もう純粋に本を読むことは出来なくて、自分の仕事のどこに使えるだろうかと考えながら読んでしまうのだが、対談者が複数名いるので、語り口の違いが気になった。

専門的になり過ぎると門外漢には内容が分からないし、個人的な体験に引きつけて語り過ぎても感情移入の余地がない。

その点、釈撤宗さんの本が売れている理由がよく分かった。仏教以外の教養の厚みを感じるのね。他者との接点は、自分の専門以外のところにあるものだなあというのが、この本の感想。

そういえば、対談では浄土宗、浄土真宗が話題になりやすかったのだが、若い頃には整体が大乗か小乗かなんてことも考えたかもしれない。しかし、蓋を開けてみたら、個人救済にしか興味がなかったので、自分のテーマではなかった。仏教の宗派的なフレームで語ると、日蓮宗的な激しい情熱は皆無。密教的な没頭も出来ない。むしろ、練習をしているとディテールに凝る方なので、曹洞宗なら興味を持ちやすいかもしれない。

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