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2019年6月22日 (土)

ポール・ウエイド『プリズナー・トレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』

整体の成立は、戦前にさかのぼる。その体系は、当時、有力だった療術を集めて、編集されている。

時代背景として、現代では当たり前となっているストレッチと筋トレの概念に乏しい。自分も、それらの専門的な訓練は受けていない。という以前に、実践の習慣がないので、以下、読書感想文以上のものにはならない。

先日、ポール・ウエイド『プリズナー・トレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』を買った。内容は、アメリカの刑務所内で、トレーニング器具もなしに囚人たちがどの様に体を鍛えているのか、そのノウハウを紹介した内容だ。

著者は、ポール・ウエイド。20年以上、アメリカ国内の刑務所に収監されていた謎の人物だという。もしかしたら、著者が話者として設定した架空のキャラクターかもしれない。カルロス・カスタネダにとってのドンファンの様な。

著作の論旨は、マシントレーニングに対しての自重トレーニングの優位を説く内容となっている。筋肉を部分的に鍛えるマシントレーニングでは、本当に動ける肉体は得られないという論旨が展開されている。

その具体例として紹介されているのが、片手でのプルアップであったり、片手での腕立て伏せであったりする。ジムのトレーニーの中に、片足でのスクワットを完璧なフォームで行うことの出来る人がどれだけいるだろうかと煽っているのだが、自分は筋トレの経験不足なので、あ、そうなんだという感じ。

著者の主張の是非は置いても、システマティックなトレーニング理論だ。プッシュアップ、クランチ、スクワット、プルアップ、ブリッジ、逆立ちの6種類の運動をそれぞれ10段階に分けて習得していく。プッシュアップも最初は壁押しである。そこから段階を上げていき、最終的には片手腕立て伏せへと進む。怪我を予防する為の注意なども解説されていて、すごく丁寧な内容ではないか。動作の終点で一秒止める、弾みをつけてはならない、など、筋トレを体へ利かせる為のコツが十分に解説されている。

読んでいて、眼から鱗だったのは、筋トレとストレッチを強いて分ける必要がないという視点。確かに、筋トレでも柔軟性は養える。

本を参考にして、自分でもちょっとやってみて気がついたのは、背筋が弱いという事実。その為、今日はブリッジをやっていた。片足立ち、プランク、ブリッジをメニューにしよう。この著者、煽るのがとにかく上手いのだ。お前ら、そんなマッチ棒みたいな体で生きていけるのか?気分はもう『ロッキー』である。

また、言語感覚が素晴らしい。無駄なトレーニングを休んで、かえって結果が出ることがある。筋肉を貯金する、転じて、貯筋だそうである。毎日が貯筋。

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